かつて、テニス界の伝説ビヨン・ボルグがその手に握り、世界を震撼させたブランド「ドネー(DONNAY)」。往年のファンには懐かしく、若い世代には新鮮に映るこのブランドは、今、単なる復刻版としてではなく「世界で最も腕に優しいハイテクラケット」として静かな熱狂を生んでいます。
私自身、長年テニス肘に悩まされ、「もう思い切りスマッシュを打つことはできないのか」と絶望していた時期がありました。そんな時に出会ったのが、現在のドネーでした。今回は、実際にコートで打ち込んだ生の体験を交え、その衝撃の性能を解き明かします。
肘に響かない「無振動」の衝撃
初めてドネーの DONNAY を手にしてボールを捉えた瞬間、脳がバグるような感覚に陥りました。通常のラケット、特に最近の主流である中空構造のラケットでは、オフセンターで打った際に「ビリビリッ」という不快な振動が手首から肘へ突き抜けます。
しかし、ドネーは違います。フレームの内部に「XeneCore」という独自の衝撃吸収材がぎっしりと詰まっているため、インパクトの瞬間に振動が「消える」のです。打球音も独特で、乾いた「パコーン」ではなく、密度の高い「グシュッ」という重厚なもの。この安心感があるからこそ、痛みを恐れずにラケットを振り抜ける喜びが戻ってきました。
「重いのに軽い」魔法の操作性
私が愛用している DONNAY Formula 100 は、スペック上の重量は決して軽くありません。しかし、実際に振り始めてみると、ボレーの素早い反応や、差し込まれた時のリカバリーが驚くほどスムーズなのです。
これはドネー独自の重量配分(ソリッドコア構造によるバランス設計)の賜物でしょう。2時間の激しい練習や試合を終えた後、いつもなら前腕がパンパンに張り、翌日はペットボトルのキャップを開けるのすら辛かったのですが、ドネーに変えてからはその疲労感が劇的に軽減されました。
現代に蘇るラインナップ:どれを選ぶべきか?
ドネーのラインナップは、プレースタイルに合わせて明確に色分けされています。
- DONNAY Formula 100: 黄金スペックに近く、パワーとスピンを両立。バボラのピュアドライブのような推進力を持ちつつ、打球感は10倍マイルドにしたような感覚です。
- DONNAY Allwood: 肘への優しさを最優先するならこれ。ウッドラケットのようなしなりと、現代の反発力が同居する不思議な一本です。
- DONNAY Pro One: フラットドライブでコースを突くコントロール派に。ミスヒットの衝撃を最小限に抑えつつ、針の穴を通すような精度を可能にします。
失敗しないためのセッティング
ドネーのラケットは振動吸収が極めて優れているため、ガットのテンションは少し低め(45〜50ポンド程度)に設定することをおすすめします。そうすることで、ソリッドコア特有の「ボールを包み込むようなホールド感」をより鮮明に味わうことができます。
結論:テニス人生を10年延ばす相棒
テニスは生涯スポーツですが、怪我をしてしまえばその楽しみは半減します。「ドネーに変えることは、テニス人生を10年延ばす投資である」――これは実際に使い始めた多くのユーザーが口にする言葉です。
もしあなたが今、肘の違和感でスイングを躊躇しているのなら、あるいは「他のみんなと同じラケットは嫌だ」というこだわりがあるのなら、迷わず DONNAY を手に取ってみてください。一度この「無振動」を体験したら、もう元のラケットには戻れなくなるはずです。


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