テニス界に突如として現れ、その独特な形状と鮮やかなミントカラーで一世を風靡したHEAD BOOM。
「楽に飛ぶのに、しっかり叩ける」という、相反する要素を高い次元で両立させたこのラケットは、ココ・ガウフやロレンツォ・ムゼッティといった世界のトッププレーヤーたちの武器としても知られています。今回は、実際にコートで打ち込んだ私自身の体験をもとに、HEAD BOOMシリーズがなぜこれほどまでに支持されているのか、その真価を徹底的に深掘りします。
実際に打ってわかった!BOOMがもたらす「3つの衝撃」
初めてHEAD BOOMを手に取ったとき、まず驚かされたのはその「打球感」です。既存のどのシリーズ(SPEEDやRADICAL)とも違う、唯一無二の感触がありました。
① 柔らかいのに潰れない「新感覚のホールド感」
インパクトの瞬間、ボールが一度フェイスにググッと吸い付くような感覚があります。これは最新テクノロジー「オーセチック」の恩恵でしょう。通常、柔らかいラケットはパワーロスを感じがちですが、HEAD BOOMはそこからボールを押し出す力が異様に強い。自分の意思でボールを「運んでいる」感覚があり、コントロール性能の高さに驚きました。
② 振り抜きの良さが生む「爆発的なスピード」
ヘッド形状が上部に向かって膨らんでいる独特のデザイン(Morph Beam)により、空気抵抗が驚くほど少ないです。フルスイングした時の風切り音が心地よく、自然とスイングスピードが一段階上がります。その結果、自分でも驚くような「エグい弾道」のショットが相手のコートに突き刺さりました。
③ オフセンターへの圧倒的な強さ
試合中、差し込まれて打点が後ろになったり、フレームショット気味になったりした場面。普通のラケットならネットにかかるような場面でも、HEAD BOOMはスイートスポットが上部に広いため、パワーを維持したまま返球してくれました。この「ミスをリカバーしてくれる寛容さ」は、勝ちにこだわるプレーヤーにとって最大の味方になります。
スペック別・インプレッション比較
HEAD BOOMシリーズには、プレーヤーのレベルに合わせた選択肢が用意されています。
| モデル | 対象者 | 使用感・体験レポート |
| BOOM PRO | 上級・競技者 | 310gと重量はありますが、バランスが良く重さを感じさせません。叩けば叩くほどボールが伸びる、攻撃的な1本です。 |
| BOOM MP | 中級〜上級 | シリーズで最も完成度が高いと感じました。適度なしなりと弾きのバランスが絶妙で、ボレーからストロークまで隙がありません。 |
| BOOM TEAM | 初級〜中級 | 圧倒的な軽さと操作性。非力な方でも鋭いスイングが可能で、テニスがもっと楽しくなるラケットです。 |
筆者おすすめ!BOOMのポテンシャルを引き出すセッティング
このラケットの良さを最大限に引き出すには、ストリング選びも重要です。
- ソフトな打球感を追求するなら: HEAD リフレックス・マルチ。腕への衝撃がほぼゼロになり、タッチショットの精度が劇的に向上します。
- 競技志向でコントロールを重視するなら: HEAD リンクス・タッチ。喰いつきがさらに強化され、低く滑るようなスライスも自由自在です。
個人的には、少し緩めのテンション(45〜48ポンド程度)で張ることをおすすめします。HEAD BOOM特有のしなりがより強調され、あの「爆発力」を肌で感じやすくなるはずです。
他の人気モデルとの比較:あなたはどっち?
よく比較されるモデルとの違いを、体感ベースでまとめました。
- VS HEAD SPEED: 安定と伝統を求めるならSPEED。新世代の加速感とミスへの寛容さを求めるならHEAD BOOMです。
- VS HEAD EXTREME: 強烈なスピンで勝負するならEXTREME。フラットドライブをベースに、スピードで相手を圧倒したいならHEAD BOOMに軍配が上がります。
まとめ:HEAD BOOMは「テニスを進化させる」ラケット
HEAD BOOMは、単なる新しいラケットではありません。これまでの「飛ぶラケットはコントロールしにくい」「柔らかいラケットは飛ばない」という常識を打ち破る、革新的なプロダクトです。
自分のショットにあと少しの「スピード」と「安心感」を加えたいと考えているなら、ぜひ一度コートでその「BOOM(爆発)」を体感してみてください。あなたのテニスが、劇的に変わる瞬間に出会えるはずです。


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