テニスショップでガットを張り替えた帰り道や、テレビでプロの試合を観ているとき、ラケットが透明なポリ袋に包まれているのを目にしたことはありませんか?「買ったばかりの新品だから?」「ただの包装でしょ?」と思われがちですが、実はあのポリ袋、プレーヤーのパフォーマンスを左右するほど重要な役割を担っているんです。
今回は、知っているようで知らない「テニスラケット×ポリ袋」の活用術について、私の失敗談を含めたリアルな体験談を交えて解説します。
1. なぜプロはラケットをポリ袋に入れるのか?【性能維持編】
最大の理由は、ガット(ストリング)の大敵である**「湿気」**を遮断するためです。
特にナチュラルガットを愛用している方にとって、湿気は天敵。水分を吸ったガットは弾力性を失い、打球感が一気に重くなってしまいます。
【体験談】ポリ袋なしで放置した結果……
以前、私はお気に入りのラケットを袋に入れず、梅雨時期の部室に一週間放置してしまったことがあります。次に使ったとき、昨日までのシャープな打球感はどこへやら。「ベチャッ」とした鈍い感触になり、コントロールが全く定まらなくなりました。
しかし、厚手ポリ袋に入れて口をしっかり縛り、一緒に強力乾燥剤 シリカゲルを放り込むようにしてからは、一ヶ月経っても張った直後のような快音が続くようになったのです。外気との接触を減らすだけで、テンションの維持率は驚くほど変わります。
2. 【要注意】ポリ袋保管で絶対にやってはいけない失敗
「袋に入れれば安心」というわけではありません。実は、良かれと思ってやったことが逆効果になるケースもあります。
汗を吸ったグリップのまま密閉するのは厳禁!
夏場の激しい練習の後、汗でびしょびしょになったグリップのままポリ袋に入れて密閉してしまったことがあります。数日後、袋を開けるとそこには強烈な異臭と、白カビが生え始めた無残なグリップが……。
ポリ袋は湿気を通さない分、中の水分も逃がしません。必ずグリップテープを乾かすか、巻き替えてから保管するのが鉄則です。
3. メルカリや発送で役立つ!ポリ袋を使った賢い梱包術
ラケットを売却して発送する際も、ポリ袋は「防水」という観点で必須アイテムです。
紙袋や段ボールだけで送ってしまうと、配送中に雨に降られた際、中まで水が染み込んでフレームや中空構造に悪影響を与えるリスクがあります。
私がいつもやっている梱包手順
この「ポリ袋の壁」があるだけで、購入者からの安心感(評価)はグッと高まります。「雨の日でも安心して受け取れました」というコメントをいただけることが多いですよ。
4. 急な雨からバッグを守る!ゴミ袋の裏ワザ
テニスバッグ(ラケットバッグ)は、実は防水性能がそこまで高くないモデルが多いのをご存知ですか?
私は常に、バッグの底に70L ゴミ袋を1枚忍ばせています。練習帰りに急な夕立に遭ったとき、バッグごとこの巨大な袋に突っ込めば、中身を一切濡らさずに帰宅できます。
特にレザーグリップを使用している場合、一度雨を吸うと質感が変わってしまうため、フレームを出す以上に「袋で守る」意識が重要になります。
5. まとめ:ポリ袋はテニスプレーヤーの隠れた必須アイテム
「たかが袋、されど袋」です。
- ガットの鮮度を保ち、打球感を維持する。
- 発送時の水濡れトラブルを防ぐ。
- 急な雨から大切な道具を守る。
特別な道具を買い揃える前に、まずは身近にあるポリ袋を活用してみてください。特に「最近ガットの劣化が早いな」と感じている方は、試してみる価値アリです。
次は、あなたのラケットバッグの中に1枚のポリ袋を忍ばせておくことから始めてみませんか?


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