テニス用ポリガットの寿命と選び方|ナイロン派が後悔しないための「打感・耐久性」徹底比較インプレ

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「ナイロンガットが1ヶ月も持たずに切れるようになってきた」「もっとエグいスピンで相手を押し込みたい」……テニスに熱中していると、必ずぶつかるのがポリガット(ポリエステルストリング)への転換期です。

しかし、安易に「プロが使っているから」とポリに手を出すと、飛ばない棒のような打感に絶望したり、最悪の場合はテニス肘を患ったりするリスクもあります。今回は、ナイロンからポリへ移行して10年、数々の失敗を繰り返してきた筆者の体験談を交え、後悔しないポリガット選びの極意をお伝えします。


【体験談】ポリガットに変えて変わった「3つの劇的変化」

私が初めてポリを張ったとき、最初に感じたのは「重さ」と「安心感」でした。

  1. フルスイングしてもコートに収まる快感ナイロンではアウトしていたような強打が、ポリ特有の「ボールを潰す感覚」によって、ベースライン際で急激に沈みます。これにより、「置きにいくスイング」から「攻め切るスイング」へと意識が変わりました。
  2. スナップバックによる凶暴なスピンポリは表面が滑りやすく、打球時にガットが大きく動いて戻る「スナップバック」が起きます。特にバボラ RPMブラストのような多角形ガットを使った際、バウンド後にボールが相手の顔の高さまで跳ね上がるのを見て、ポリの威力を確信しました。
  3. 「生きた情報」が手に伝わるナイロンの柔らかいマイルドな打球感も魅力ですが、ポリは「今、芯で捉えたか」という情報がダイレクトに手に伝わります。この繊細なタッチの感覚は、上達を目指す上で大きな武器になります。

知っておくべきポリガットの「光と影」

ポリガットは魔法の杖ではありません。メリットと同じくらい、シビアなデメリットが存在します。

メリット

  • 圧倒的な耐久性: ナイロンが数日で切れるハードヒッターでも、ポリなら数週間耐えられます。
  • 低反発が生むコントロール: ガット自体が飛びすぎないため、全力で振ってもコントロールが乱れにくい。

デメリット(ここが重要!)

  • テンション維持の短さ: 実はポリは「切れる前に性能が終わる」ガットです。張ってから2週間もすれば弾力はなくなり、ただの「硬い紐」になります。
  • 体への衝撃: ナイロンに比べて衝撃吸収性が低いため、スイングスピードが足りないと手首や肘に大きな負担がかかります。

ナイロンからポリへ移行する際の「失敗しないチェックリスト」

もしあなたが以下の項目に当てはまるなら、ポリへの移行は大正解です。

  • ナイロンガットが3ヶ月以内に切れる
  • スクールの中級クラス以上で、スイングを最後まで振り切れる
  • 週に2回以上はコートに立ち、ガットの状態に敏感である

逆に、数ヶ月ガットを張りっぱなしにするタイプの方には、ポリはおすすめしません。性能が劣化したポリを使い続けることは、怪我への近道だからです。


初めてでも失敗しない!おすすめポリガット3選

私のこれまでの試行錯誤の中で、特に「ナイロンからの移行期」に扱いやすかった銘柄を厳選しました。

1. 柔らかさ重視なら:ヨネックス ポリツアープロ

ポリ特有の硬さが苦手な人に最適です。非常にマイルドで、ポリらしいスピン性能とナイロンに近いマイルドさを両立しています。

2. スピン性能を極めるなら:ソリンコ ハイパーG

鮮やかなグリーンが特徴。圧倒的なスピン性能があり、一度使うと他のガットに戻れない中毒性があります。少し硬めなので、テンションは低めに張るのがコツです。

3. プロのようなコントロールを:ルキシロン 4G

「テンション維持」に特化したモデルです。ポリの弱点である劣化が緩やかなので、頻繁に張り替えられない社会人プレーヤーの強い味方です。


まとめ:自分のスイングを信じて、まずは「柔らかいポリ」から

ポリガットは、自分の力でボールを叩けるようになったプレーヤーへの「ご褒美」のような存在です。

もし移行を迷っているなら、まずはいつものナイロンより2〜5ポンド下げてヨネックス ポリツアープロのような柔らかいモデルから試してみてください。ボールがストリングの上で潰れ、ベースライン際でグンと沈む感覚を味わったら、もうナイロンには戻れないかもしれません。

あなたのテニスが、ポリガットという武器によってもう一段階進化することを願っています。

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