テニスコートで一際目を引くワニのマーク。ラコステ テニスラケット L23を手にしたとき、多くの人が抱く「ファッションブランドのラケットでしょ?」という先入観は、最初の一撃で心地よく裏切られることになります。
今回は、デザインに惚れ込んで購入した私が、実際にコートで打ち倒して感じた「本質的な性能」を、忖度なしの体験談としてお届けします。
衝撃の第一印象:振動止めがいらない「無音」の感覚
ラコステ L23をバッグから取り出した時の高揚感は格別です。深いルネ・ラコステ氏のヘリテージを感じさせるグリーン。しかし、驚きは打球感にありました。
多くのラケットは、クリーンヒットしても手に微細な痺れや「カーン」という高音が残るものですが、L23は違います。グリップエンドに内蔵された独自のアンチバイブレーション・システムが、不快な振動を瞬時にカット。「ボコッ」という低く、密度の高い打球音とともに、ボールの重みだけが手のひらに伝わってきます。
肘や手首に不安があるプレーヤーにとって、この「優しさ」は最大の武器になると確信しました。
黄金スペックの安心感と、テクニファイバー譲りの競技性
中身は、テニス界の実力派メーカー「テクニファイバー」との共同開発です。
100平方インチ、300gといういわゆる「黄金スペック」を採用しているため、バボラ ピュアドライブやヨネックス EZONEを使ってきた人なら、違和感なく移行できる操作性があります。
実際に打って感じたスピンとパワー
特筆すべきは、ストリングパターンです。センター付近は目が細かく、外側に行くほど粗くなる設計により、フラットで叩いたときは正確にコントロールでき、少し擦り上げるように打てば、ラコステ L23特有のしなりがスピンをアシストしてくれます。
バックハンドのスライスを打った際、ボールが面に吸い付くような感覚があり、低く滑るショットが面白いように決まったのは嬉しい誤算でした。
L23とL23 Light、どちらを選ぶべきか?
私は300gのラコステ L23を愛用していますが、ダブルスでボレーの素早さを求める女性や、ジュニア選手であれば275gのラコステ L23 Lightがベストな選択肢になるでしょう。
- L23(300g): ストロークで相手を押し込みたい、打ち負けたくないアクティブな一般プレーヤー向け。
- L23 Light(275g): 操作性を重視し、ネットプレーで軽快に動きたい方、腕の負担を最小限にしたい方向け。
体験してわかった、唯一の注意点
非の打ち所がないラコステ L23ですが、一つだけ注意点があります。それは、あまりにデザインが完成されているため、オーバーグリップテープや振動止めの色選びに迷うことです。純正の雰囲気を壊さないよう、ホワイトやグリーンのテニス グリップテープをストックしておくことを強くおすすめします。
結論:大人のテニスに、余裕と華を
ラコステ L23は、決して見た目だけのラケットではありません。テクニファイバーの競技性能と、ラコステの「エレガンスと快適性」が見事に融合した、大人のための名器です。
「周りと同じラケットは嫌だけど、性能で妥協したくない」。そんなワガママな願いを叶えてくれる、数少ない選択肢と言えるでしょう。この緑の相棒と共にコートに立てば、あなたのテニスライフはもっと豊かになるはずです。
次の一本に迷っているなら、ぜひこの「魔法の振動吸収」を体感してみてください。


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