街中で二度見される圧倒的な存在感、それでいて吸い付くような歩き心地。2024年の登場以来、スニーカーヘッズだけでなくモード愛好家の視線を釘付けにしているのがasicsとイッセイミヤケのコラボレーションです。
私はこれまで数々のハイブランドスニーカーを履き潰してきましたが、今回のGEL-QUANTUM 360 VIIIをベースにした一足は、まさに「歩く彫刻」という言葉が相応しい仕上がりでした。実際に数ヶ月間、アスファルトの街から展示会場の硬い床まで歩き回った実体験をもとに、その真価をレビューします。
身体の動きを可視化した「UNSUIKYO」のデザイン
まず箱を開けた瞬間、その複雑なテクスチャに圧倒されます。イッセイミヤケの衣服が持つ「一枚の布」という哲学をスニーカーに落とし込んだような、有機的なライン。特にUNSUIKYOモデルに見られる、自然界の苔や石を彷彿とさせるカラーリングは、光の当たり方で表情を変えます。
実際に履いてみると、単なるデザイン重視の靴ではないことが分かります。アッパーのホールド感は非常に高く、まるでissey miyakeのプリーツ生地が肌に馴染むときのような、ストレスフリーな感覚に近いものがありました。
失敗しないためのサイズ感とフィット感
もっとも気になるサイズ感ですが、結論から言うと「ハーフサイズアップ(+0.5cm)」を強くおすすめします。
アシックスの通常モデルに比べると、デザインの構造上、履き口や中足部のホールドがかなりしっかりしています。私は普段27.0cmを履いていますが、このコラボモデルに関しては27.5cmでジャストでした。厚手のソックスを合わせるなら、ゆとりを持たせた方がGELのクッション性を最大限に享受できるはずです。
どこで買える?現在の在庫と入手方法
このシリーズは、限られたセレクトショップやイッセイミヤケの直営店、そしてアシックスの旗艦店のみで展開されています。オンラインでは発売直後に完売することが多く、2026年現在も二次流通市場では定価以上のプレミア価格で取引されるケースが目立ちます。
もし店舗で見かけたなら、迷わず試着すべきです。写真では伝わらない「素材の奥行き」こそが、この靴の最大の魅力だからです。
総評:これはスニーカーを超えた「表現」
asics issey miyakeのコラボレーションは、単なるブランド名の貸し借りではありません。日本が誇る職人技術と、世界を魅了するデザイン哲学が衝突して生まれた、一種の芸術品です。
日常のコーディネートに一点投入するだけで、全体の解像度が一段上がるような感覚。歩くたびに心が躍るこの一足は、あなたのワードローブにおいて間違いなく「特別な一枠」になるでしょう。


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