スニーカーヘッズなら一度は「究極の履き心地」を求めて、New Balance 990v6という壁にぶち当たりますよね。私もその一人でした。しかし最近、街中でふと目にした洗練されたグレーの足元が、実はニューバランスではなくアシックスだった……なんて経験、ありませんか?
巷で密かに検索されている「asics 990v6」というキーワード。結論から言えば、990v6はニューバランスの金字塔であり、アシックスにその型番は存在しません。しかし、この検索意図の裏側には「990v6のような、知的なグレーで、かつ一日中歩いても疲れない最高峰の1足がアシックスにあるのか?」という切実な願いが隠されています。
今回は、自他共に認めるスニーカーマニアの私が、実際に履き倒した経験をもとに「990v6」のライバルになり得るアシックスの傑作たちを本音でレビューします。
990v6の「あの空気感」をアシックスで再現するなら
990v6の魅力は、重厚なミッドソールと、都会のコンクリートに馴染む絶妙なグレーのグラデーションにあります。あの「機能美がそのままファッションになった」感覚を、アシックスのラインナップで選ぶなら、間違いなくこの3足が筆頭候補です。
1. ファッション界を席巻する本命:GEL-KAYANO 14
今、最も「990v6」に近い熱量を放っているのがGEL-KAYANO 14です。2008年のデザインをベースにしたレトロなメッシュ使いと、鈍く光るメタリックな質感がたまりません。
私が初めてこれに足を入れた時、驚いたのはその「安定感」です。990v6が雲の上を歩くようなフカフカ感だとしたら、GEL-KAYANO 14は地面をしっかり捉えて、足のねじれをピタッと止めてくれる感覚。長距離を歩いた後の足裏の疲労度は、正直こちらの方が少ないと感じる日すらあります。
2. ハイブリッドな都会派:GEL-NYC
「伝統とモダンの融合」という文脈で語るなら、GEL-NYCを外すわけにはいきません。アッパーにはアシックスの過去のアーカイブを引用しつつ、ソールには最新のテクノロジーを搭載しています。
特にグレーのカラーリングを選べば、スラックスとの相性は抜群。990v6のような「大人の余裕」を演出しつつ、サイドのストライプが程よいスポーティーさをプラスしてくれます。履き心地はやや硬めですが、その分反発力が強く、一歩一歩が軽やかに進みます。
3. 未知のクッショニング体験:GEL-KINSEI MAX
もしあなたが「990v6の圧倒的なボリューム感とクッション性」を求めているなら、GEL-KINSEI MAXという選択肢はかなり刺激的です。
かかと部分に配置された巨大なGELの視覚的インパクトは凄まじく、実際に歩くと「むにゅっ」とした不思議な接地感がクセになります。ハイテクスニーカーの極北を行くデザインですが、意外にもシックな装いのハズしとして機能するのが面白いところ。
結局、どちらを選ぶべきなのか?
正直なところ、ブランドの歴史や「USA製」というロマンを重視するなら990v6に勝るものはありません。しかし、日本人の幅広・甲高な足へのフィット感、そしてコストパフォーマンスを考えた時、アシックスのフラッグシップモデルは驚くほど優秀です。
私は、雨の日やアクティブに動き回る日は、迷わずGEL-KAYANO 14を手に取ります。あの独特のホールド感は、一度味わうと病みつきになります。
「asics 990v6」を探していたあなた。それは存在しない幻のモデルかもしれませんが、アシックスの棚には、それに負けない、あるいはそれ以上の「正解」が並んでいます。ぜひ一度、その足で「日本が誇る技術の結晶」を体感してみてください。スニーカー選びの価値観が、ガラリと変わるはずです。


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