「あ、これめちゃくちゃ楽だわ……」
玄関先でasics zorian bmに初めて足を通したとき、思わず独り言が漏れたのを今でも鮮明に覚えています。当時の私は、ガチガチのランニングシューズか、クッション性のかけらもないサンダルしか持っていませんでした。その中間にある「究極の脱力感」を教えてくれたのが、このasics zorian bmでした。
今回は、今なおカルト的な人気を誇るこの名作シューズについて、実際に履き倒した経験をもとに、その魅力と今手に入れる方法を深掘りします。
1. ゾリアン BMが「ただのスリッポン」ではない理由
asics zorian bmを語る上で外せないのが、モデル名にもある「BM(バンパーメッシュ)」の存在です。
一見すると普通のメッシュ素材に見えますが、触ってみるとその肉厚さに驚きます。ふかふかとした弾力がありながら、不思議なほど風が通る。真夏の蒸れから解放される快感は、一度味わうと病みつきになります。
さらに、かかとを踏んで履けるデザインでありながら、しっかり立ち上げれば「走れる」レベルのホールド感があるのもasicsらしいこだわり。リカバリーシューズの先駆けとも言える贅沢な作りなんです。
2. 実際に履いて分かった「中毒性」のある履き心地
私がこの一足を重宝したのは、やはりハードなワークアウトの後でした。
- 足裏への優しさ: 適度に柔らかいソールが、酷使した足裏を優しく受け止めてくれます。
- 脱ぎ履きのストレスゼロ: 玄関で屈む必要すらありません。
- テック系ファッションとの相性: 2000年代当時の近未来的なデザインが、今のY2Kトレンドやテックウェアにドンピシャでハマります。
正直、最近のハイテクスニーカーと並べても、その存在感は全く見劣りしません。むしろ、この「少しレトロで少しハイテク」な絶妙な塩梅こそが、asics zorian bmが唯一無二である理由でしょう。
3. 今、この名作を手に入れるには?
残念ながら、asics zorian bmは現在カタログ落ちしており、新品を公式サイトで買うことはほぼ不可能です。
今から手に入れたい方は、メルカリやヤフオクなどのフリマアプリ、あるいは高円寺や下北沢にある感度の高い古着屋をこまめにチェックするのが現実的なルートになります。
購入時の注意点:
中古で探す際は、ソールの加水分解や、メッシュ部分のほつれを必ず確認してください。特に古い個体は、見た目が綺麗でも履いた瞬間にソールが剥がれるリスクがあります。もし状態の良いasics zorian bmに出会えたら、それはまさに「運命」と言っても過言ではありません。
4. もし手に入らなければ……現代の「代替案」
「どうしてもゾリアンのあの感覚が欲しいけれど、中古は不安」という方には、asicsの現行モデルから以下の2つをチェックすることをおすすめします。
- ACTIBREEZE HYBRID SANDAL: 3Dプリント技術を駆使した究極の通気性は、ゾリアンの精神を現代に受け継いでいます。
- GEL-QUANTUMシリーズのサンダル・スリッポン: クッション性とテック系の見た目を重視するなら、間違いない選択肢です。
最後に:asics zorian bmが教えてくれたこと
靴というのは、速く走るためだけの道具ではありません。asics zorian bmは、戦い終わった足を労わり、日常をリラックスして過ごすことの重要性を教えてくれました。
もしあなたが、機能美と快適さを両立した「最高の相棒」を探しているなら、ぜひこの名作の系譜を辿ってみてください。一度その足を入れてみれば、私がこれほどまでに熱く語る理由が、きっと肌で理解できるはずです。


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