ランニングを始めようと思い立った時、真っ先に突き当たるのが「どのシューズを買えばいいのか」という壁です。高価なフラッグシップモデルは手が出しにくいけれど、安すぎるノーブランド品では膝を壊しそうで怖い。そんな葛藤の中にいる方に、私が自信を持っておすすめしたいのがasics パトリオット13です。
数あるエントリーモデルの中でも、asics パトリオット13は「走る楽しさ」を教えてくれる絶妙なバランスを持っています。実際に数ヶ月間、朝のジョギングやジムでのトレーニングに使い倒して分かった、リアルな履き心地とコスパの正体を解き明かします。
驚くほど足馴染みが良い「エンジニアードメッシュ」の恩恵
asics パトリオット13に足を入れた瞬間、まず驚くのがそのフィット感です。アッパーに採用されたエンジニアードメッシュが、まるでオーダーメイドのように優しく足を包み込んでくれます。
安いシューズにありがちな「生地の硬さ」によるゴワつきが一切ありません。通気性も抜群で、夏場の蒸し暑い中でのランニングでも、靴の中が不快に熱を持つことはありませんでした。この「履いた瞬間の心地よさ」は、運動へのモチベーションを維持する上で非常に重要なポイントです。
膝に優しいクッション性「AMPLIFOAM」の実力
初心者が最も重視すべきは、地面からの衝撃をいかに逃がすか、という点でしょう。asics パトリオット13のミッドソールには「AMPLIFOAM」が搭載されています。
実際にアスファルトの上を走ってみると、着地時に「グニュッ」と沈み込む柔らかさがあり、足首や膝への負担が軽減されているのを実感できます。上位モデルのような爆発的な反発力はありませんが、一歩一歩をトントンとリズミカルに運んでくれるような、粘りのあるクッション性が魅力です。
気になるサイズ感と、人気モデル「JOLT 4」との違い
購入前に悩むのがサイズ選びです。私は普段のスニーカーと同じサイズを選びましたが、asics パトリオット13はアシックスらしい伝統的な日本人の足型(ラスト)を採用しているため、窮屈さは感じませんでした。もし幅広の方は、迷わず「EXTRA WIDE」モデルを選択することをおすすめします。
また、よく比較されるasics JOLT 4との違いについても触れておきましょう。
- asics JOLT 4: どちらかと言えば「歩く・立ち仕事・学校指定靴」に向いた安定重視の作り。
- asics パトリオット13: より「走る」ことに特化。ミッドソールの設計がしなやかで、足の運びがスムーズです。
数千円の差であれば、少しでも走る予定があるならasics パトリオット13を選んでおいて間違いありません。
唯一のデメリット?本格派には物足りない部分
あえて欠点を挙げるなら、時速12kmを超えるようなスピード練習や、フルマラソンでのサブ4切りを目指すような場面では、ソールの「柔らかさ」が裏目に出て、少し重く感じるかもしれません。しかし、キロ6分〜7分程度のスロージョギングや、健康維持を目的とした運動であれば、これほど頼もしい相棒はいないでしょう。
結論:コストパフォーマンスは間違いなく「最強クラス」
asics パトリオット13は、派手な最新テクノロジーこそ搭載されていませんが、ランニングシューズとしての基本性能をこの価格帯で完璧にクリアしています。
「まずは形から入りたいけれど、失敗はしたくない」。そんなワガママな願いを叶えてくれる一足です。まずはasics パトリオット13を履いて、外の空気を吸いに出かけてみませんか?あなたのランニングライフが、ここから心地よく動き出すはずです。


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