玄関で靴を履く瞬間、これほど「今日も一日、足元から気分が上がる」と確信させてくれる一足は他にありません。最近、街中の高感度なセレクトショップやSNSで頻繁に目にするようになったasics プロトブラスト。
「ハイテクスニーカーは攻めすぎていて気後れする」「でも、普通のランニングシューズでは物足りない」――そんなわがままな大人の悩みに対する、asicsからの最終回答がこの一足だと感じています。
過去と未来が交差する。PROTOBLASTのデザインに潜む魔力
初めてasics プロトブラストを手に取ったとき、真っ先に目を奪われたのは、その「複雑なのに調和した」造形美でした。
ベースとなっているのは、2000年代初頭の伝説的なランニングシューズ「GEL-100」シリーズ。しかし、そのままの復刻ではありません。キコ・コスタディノフ・スタジオがデザインに深く関与しているという背景もあり、パーツ一つひとつのカッティングや重ね方が極めて現代的です。
特にアウトソールの幾何学的な意匠は、歩くたびに「チラ見え」するアクセント。控えめに言って、横から見たときのシルエットの完成度は芸術品の域に達しています。
FF BLASTが生む「雲の上を歩く」ような快感
「見た目だけでしょ?」と疑う方にこそ、ぜひ一度足を通してほしいのがasics プロトブラストのクッション性です。ミッドソールに採用されているのは、弾むような反発性が特徴の「FF BLAST」。
実際に1日1万歩以上、コンクリートの都内を歩き回ってみましたが、夕方の足の疲れが明らかに違います。グニュッとした柔らかさがありながら、着地の衝撃をしっかり次の一歩の推進力に変えてくれる感覚。この「ポヨン」とした絶妙な弾力は、asicsが長年培ってきた競技用シューズの技術が、ライフスタイルの中に昇華されている何よりの証拠です。
気になるサイズ感:マイサイズで大丈夫?
スニーカー選びで一番の懸念点であるサイズ感についてお伝えします。
私個人の体験と、周囲の愛用者の声をまとめると、asics プロトブラストは**「普段履いているジャストサイズ」**を選んで問題ありません。アッパーのホールド感がしっかりしているため、足が靴の中で遊ぶことがなく、非常に安定した履き心地が得られます。
ただし、厚手のソックスを好んで履く方や、幅広・甲高を自認する方は、ハーフサイズ(0.5cm)アップを検討しても良いでしょう。私は通常27.0cmを履いていますが、このモデルも27.0cmで完璧なフィット感でした。
無骨なテックからモードまで。PROTOBLASTを着こなす
asics プロトブラストがこれほど支持される最大の理由は、その汎用性の高さにあります。
- テック系スタイル: ワイドなカーゴパンツやナイロン素材のボトムスとは言わずもがなの相性です。
- クリーンなスラックス: 意外にも、センタープレスの入った上品なスラックスに合わせると、足元のボリューム感が程よい「ハズし」になり、一気に上級者見えします。
- オールブラックコーデ: 素材感の違うパーツが組み合わさっているため、全身黒でまとめても足元が沈まず、奥行きのあるスタイリングが完成します。
結論:今、最も「所有欲」を満たす一足
単なる流行のファッションアイテムではなく、確かな技術に裏打ちされた歩行体験を提供してくれるasics プロトブラスト。
一歩踏み出すたびに感じる反発力、そして鏡を見るたびに惚れ直すシルエット。この二つが両立したスニーカーは、そう多くありません。カラーバリエーションによってはすぐに完売してしまうため、もし自分に合うサイズを見つけたら、それは運命だと思って手に入れることを強くおすすめします。
あなたの日常を、より軽やかに、そして少しだけ刺激的に変えてくれるはずです。


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