「アシックスの靴なら日本人の足に合うから大丈夫」と思い込んで購入し、いざ走ってみたら足の側面が痛んだり、逆に靴の中で足が遊んでマメができたりした経験はありませんか?実は、靴選びで最も見落とされがちなのが「ワイズ(足囲)」です。私はかつて、デザインだけで選んだGT-2000を履いて膝を痛めたことがありますが、原因はサイズ(長さ)ではなく、自分の細い足に対してワイズが広すぎたことでした。
アシックスは、他メーカーに比べてもワイズの展開が非常に細かく設定されています。メンズであれば「スリム(E相当)」「スタンダード(2E相当)」「ワイド(3E相当)」「スーパーワイド(4E相当)」といった選択肢があり、これが履き心地を劇的に変えるのです。例えば、定番のGEL-KAYANOを選ぶ際、幅広だと思い込んでいる人が「スーパーワイド」を選んでも、実は土踏まずのアーチがフィットせずに疲れやすくなるケースもあります。
まずは、自分の足を正確に知ることから始めましょう。夜、足が最もむくんでいる時間帯に、メジャーを使って親指の付け根の骨から小指の付け根の骨を一周ぐるりと測ってみてください。アシックスの公式サイトにあるサイズ表と照らし合わせると、自分が思っていたよりも「細かった」あるいは「広かった」という発見が必ずあるはずです。
もし店舗で試着するなら、紐をしっかり締めた状態で、つま先に1cmほどの余裕があり、かつ甲の部分に余計なシワが寄っていないかを確認してください。特にNOVABLASTのようなクッション性の高いモデルは、ワイズが合っていないと着地時の安定感が損なわれます。
「なんとなく」で選ぶのをやめ、アシックス独自のワイズ基準を味方につける。それだけで、あなたのランニングやウォーキングの質は驚くほど向上します。自分にとっての「シンデレラフィット」を見つけたとき、靴はただの道具ではなく、体の一部になるはずです。


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