「スニーカーだと少し重たいけれど、サンダルではラフすぎる」
そんな日常の絶妙な隙間を埋めてくれたのが、asicsとKiko Kostadinov(キコ・コスタディノフ)のパートナーシップから生まれたミュールでした。
初めて足を入れた瞬間、ミュール特有のかかとの解放感と、asicsの代名詞であるGELテクノロジーの安定感が同居していることに驚かされました。今回は、この唯一無二のフットウェアについて、実体験を交えながらその魅力と選び方を深掘りします。
履いてわかった「Kiko×ASICS」ミュールの魔力
このコラボレーションの凄さは、単に「かかとを切り落とした」だけではない点にあります。
キコ・コスタディノフが監修するデザインは、どこかレトロでありながら、数年先の未来を歩いているようなテック感が漂います。私が特に愛用しているGEL-TERRAINのミュールモデルは、複雑なアッパーのレイヤー構造が、光の当たり方で表情を変えるのがたまりません。
モードな装いに合わせれば「抜け感」として機能し、スウェットパンツのようなカジュアルな服に合わせれば、一気に全体が引き締まる。この汎用性の高さこそ、多くのファッショニスタが夢中になる理由でしょう。
失敗しないためのサイズ選びの極意
ミュール選びで最も頭を悩ませるのがサイズ感です。私も最初はいつものスニーカーサイズを選ぼうとしましたが、結論から言うと**「ハーフサイズ(0.5cm)アップ」**が正解でした。
- かかとの位置: ぴったりすぎると、歩いている際にかかとがソールからはみ出しそうになり、見た目も履き心地も損なわれます。
- ホールド感: asicsのミュールは甲の部分のホールドがしっかりしているため、少し大きめを選んでも「パカパカ」と脱げる心配はほとんどありません。
厚手のソックスを合わせて表情を変えたい方は、さらに余裕を持たせたサイズ選びもアリだと感じています。
ストリートで映える!リアルなコーディネート術
実際に履きこなす際、私が最もおすすめしたいのは「異素材ミックス」のスタイリングです。
例えば、ナイロン素材のテックパンツに、あえて肉厚なウールソックスを履き、そこにasicsの質感をぶつける。ミュールのボリューム感が、パンツの裾からのラインを美しく繋いでくれます。
また、意外かもしれませんが、ドレッシーなスラックスとの相性も抜群です。セットアップの足元にこれを差し込むだけで、キメすぎない、大人の余裕を感じさせるスタイルが完成します。
どこで手に入れるのがベストか?
このシリーズは非常に人気が高く、asics公式オンラインや「Dover Street Market」などの限られたセレクトショップでは、発売後すぐに完売することが珍しくありません。
もし買い逃してしまった場合は、スニーカーダンクやStockXといった二次流通サイトをチェックすることになります。ただし、キコ監修のインラインモデル(Kikoキュレーション)であれば、比較的安定して在庫がある場合も多いため、まずはそちらから「キコの美学」に触れてみるのも一つの賢い選択です。
一度この履き心地とスタイルを知ってしまうと、もう普通のスニーカーには戻れないかもしれません。日常の歩行を「表現」に変えてくれる一足を、ぜひその足で体感してみてください。


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