正月の風物詩である駅伝シーズンが近づくと、ランナーたちの間でがぜん熱を帯びるのが「どのシューズで勝負するか」という議論です。特に近年のアシックスの躍進は目覚ましく、箱根路やニューイヤー駅伝でも「青い襷」のようなデザインのシューズがアスファルトを叩く音を耳にする機会が増えました。
私自身、長年ロードレースを走ってきましたが、かつてのアシックスのイメージを覆すカーボンプレートの爆発力には驚かされるばかりです。今回は、勝利を掴むための「EKIDEN TENKA(駅伝天下)」シリーズを中心に、実際に足を入れた感覚を交えてお届けします。
エリートの足元を支える絶対的エース
まず、トップランナーが迷わず手に取るのがMETASPEED SKY+とMETASPEED EDGE+です。
この二足、見た目は似ていますが性格は全くの別物。ストライド型で「もっと一歩を遠くへ」と願うならSKY、ピッチを刻んでリズムを作りたいならEDGEという棲み分けが明確です。実際にSKYを履いてインターバル走を行うと、着地のたびに地面から「前へ行け」と背中を押されるような感覚に陥ります。一方でEDGEは、後半に足が重くなってからも回転を維持しやすい安心感がありました。
練習から本番まで、信頼の相棒
多くの市民ランナーや学生ランナーにとって、最も「買い」なのがMAGIC SPEED 4ではないでしょうか。
フラッグシップモデルの技術を継承しつつ、耐久性とコストパフォーマンスを両立させたこの一足は、まさに「実戦仕様の練習靴」です。私の場合、ポイント練習ではMAGIC SPEED 4を使い、レース本番でメタスピードに履き替えるというルーティンを組んでいますが、違和感なくスムーズに移行できるのが最大のメリットだと感じています。
サブ4への挑戦と部活生の情熱を支える
フルマラソンでサブ4を狙うランナーにはS4という選択肢があります。カーボンシューズ特有の「扱いにくさ」を抑え、安定感を重視した設計は、42.195kmを走り抜くための強力な味方になります。
また、中学・高校の部活動で毎日泥臭く走り込む学生には、HYPER SPEED 3を強くおすすめします。軽量で地面を捉える感覚がダイレクトに伝わるため、走りの基本を作る時期には最適です。高価なカーボン靴を履き潰す前に、まずはこの一足で自分の脚力を磨き上げてほしい、そう願わずにはいられません。
最後に:襷に込める想いをシューズに乗せて
アシックスの駅伝シリーズは、単なる道具としての靴を超え、選手たちの「想い」を繋ぐためのギアとして進化し続けています。燃えるような赤や、冷徹なまでの集中を感じさせるデザインは、履くだけでスイッチが入る魔法のような力を持っています。
あなたが今シーズンの目標とするレース、あるいは大切な仲間に襷を繋ぐその瞬間のために、最高の相棒を見つけてみませんか。
次は、あなたの走りに合わせたアシックス ランニングソックスの選び方について、さらに深掘りしてお伝えしましょうか?


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