かつて、トラックやロードでアスファルトを叩くダイレクトな感覚を愛するランナーたちに支持された伝説の一足があります。それがasics ハイパーレーサーです。
昨今のランニングシーンは、分厚いソールにカーボンプレートを内蔵した「厚底」が席巻していますが、ふとした瞬間に、あの地面を掴むような「薄底」の感覚が恋しくなることはありませんか?今回は、asics ハイパーレーサーの魅力を振り返りつつ、現代の技術でその魂を継承したモデルたちをご紹介します。
忘れられない接地感。ハイパーレーサーが愛された理由
asics ハイパーレーサーを履いて初めてスピード練習をした日のことは、今でも鮮明に覚えています。シューズを履いているというより、自分の足裏が強化されたような、あの驚異的な軽さとダイレクトな接地感。
「クッションに頼らず、自分の筋力で地面を蹴り出す」という感覚は、走る楽しさの原点とも言えるものでした。部活動生からシリアスランナーまで、駅伝やインターバル走の相棒として、多くの記録を支えてきた名作です。
なぜ今、あえて「薄底」を求めるのか?
厚底シューズは確かに速いですが、それに慣れすぎると足裏の感覚が鈍り、本来のアーチの機能や自重を支える筋力が低下するという懸念もあります。そこで、asics ハイパーレーサーのようなシューズをトレーニングに組み込むメリットが再注目されています。
- 足裏感覚の研ぎ澄まし: 地面の凹凸や着地の角度を繊細に感じ取れます。
- 効率的なフォームの習得: 誤魔化しが効かないため、自然と無駄のないピッチ走法が身につきます。
- トレーニングの多様性: 厚底シューズと履き分けることで、特定の筋肉への負担を分散させ、怪我の予防に繋がります。
ハイパーレーサーの魂を継ぐ!現行のおすすめモデル5選
残念ながらasics ハイパーレーサーは現在入手困難ですが、アシックスにはそのDNAを受け継ぐ優れたモデルが揃っています。
1. HYPER SPEED 4
HYPER SPEED 4は、ハイパーレーサーの「軽さ」と「コスパ」を最も色濃く受け継いでいます。無駄を削ぎ落とした設計は、毎日のスピード練習に最適です。
2. MAGIC SPEED 4
より現代的な進化を求めるならMAGIC SPEED 4。薄底の操作感と、カーボンプレートの反発を絶妙に融合させた「ハイブリッド」な一足です。
3. TARTHER JAPAN
「やっぱり薄底、やっぱりターサー」というファンも多いTARTHER JAPAN。日本人の足型にフィットし、力強い蹴り出しをサポートする伝統のモデルです。
4. SORTIEMAGIC RP 6
極限まで地面に近い感覚を求めるなら、SORTIEMAGIC RP 6一択。まさに「令和のハイパーレーサー」とも呼べる、レーシングスペックの薄底です。
5. LYTERACER 5
耐久性を重視するならLYTERACER 5。学生の激しいトレーニングにも耐えうるタフさを持ちながら、ハイパーレーサーに通ずる軽快さを維持しています。
まとめ:自分に合った「接地感」を求めて
asics ハイパーレーサーという名前を聞くだけで、当時の熱いレースの記憶が蘇る方も多いはず。たとえモデルは変わっても、私たちが求めている「風を切って走る快感」は変わりません。
最新のアシックスのラインナップから、あなたにとっての「最高の一足」を見つけてみてください。あの頃の軽快な走りが、きっと戻ってくるはずです。


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