「ダンロップの株を買いたい」と思い、証券アプリの検索窓にその名を入力しても、目当ての銘柄が出てこず首をかしげた経験はありませんか?実は、投資の世界において「ダンロップ」という社名の上場企業は現在存在しません。かつてはダンロップスポーツという会社がありましたが、現在は住友ゴム工業に吸収合併されています。
私が初めて個別株投資に興味を持った時も、愛用しているスリクソンのゴルフボールやゼクシオのドライバーのメーカーを応援したい一心で探したのですが、たどり着いたのは「住友ゴム工業(証券コード:5110)」という名前でした。
ダンロップ株の正体は「住友ゴム工業(5110)」
結論からお伝えすると、ダンロップブランドのタイヤやスポーツ用品への投資を考えているなら、購入すべきは住友ゴム工業の株式です。
この会社は、世界的に有名なダンロップブランドだけでなく、欧米で人気のファルケンなども展開しています。私が以前、雨の日の高速道路でダンロップのル・マンを履いて走った際、その静粛性と安定感に感動したことがありますが、そうした製品の技術力が企業の価値を支えています。
かつての上場銘柄「ダンロップスポーツ」の行方
かつては「ダンロップスポーツ」として独立して上場していた時期もありました。テニスラケットやゴルフ用品に特化した銘柄として人気でしたが、2017年に親会社である住友ゴム工業と一体化することで、経営の効率化が図られました。
そのため、現在のスポーツ事業は住友ゴム工業内の一部門となっています。投資家としては、タイヤという生活必需品に近いインフラ事業と、レジャー・スポーツという嗜好品事業の両方に一度に投資できる形になったと言えるでしょう。
株主優待や配当金、実際に投資して感じるメリット
住友ゴム工業に投資する楽しみの一つは、やはり配当と優待です。タイヤの履き替え時期に、ダンロップの直営店であるタイヤセレクトなどで使える優待券が届くのは、実利的な喜びがあります。
また、テニスボールやゴルフボールを頻繁に購入するプレイヤーにとっても、自分が使う道具のメーカーのオーナーであるという感覚は、プレー中のモチベーションを少しだけ高めてくれるはずです。
今後の展望と投資のポイント
自動車業界がEV(電気自動車)シフトを加速させる中、タイヤにはこれまで以上に軽量化と静粛性が求められています。ダンロップが長年培ってきた「サイレントコア(特殊吸音スポンジ)」などの技術は、これからの時代にこそ真価を発揮するでしょう。
「ダンロップ株」という名前で検索したあなたは、きっとそのブランドの価値を日常のどこかで感じ取っているはずです。その直感を信じて、住友ゴム工業という名前の裏にある、伝統と革新の技術に目を向けてみてはいかがでしょうか。


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