アドベンチャーバイクに跨り、舗装路の終わりが見えたとき。その先に続く砂利道へ躊躇なく飛び込めるかどうかは、足元の信頼性――つまりタイヤの選択にかかっています。
私がこれまで数々のアドベンチャーマシンで林道やロングツーリングを共にしてきた中で、もっとも「ライダーのワガママ」を形にしたシリーズだと感じるのが、ダンロップ トレイルマックスシリーズです。
しかし、いざ選ぼうとすると「RAID」や「MIXTOUR」など種類が多く、どれが自分のスタイルに最適なのか迷ってしまう方も多いはず。今回は、実際に泥にまみれ、高速道路を走り抜けて感じたリアルなインプレッションを交え、その選び方を徹底解説します。
迷ったらこれ!用途別・トレイルマックスの選び方
結論から言えば、ダンロップ トレイルマックスシリーズは「オフロードをどれだけ走りたいか」という比率で選ぶのが正解です。
| モデル名 | オン:オフ比率 | おすすめのシチュエーション |
| TRAILMAX MIXTOUR | 80 : 20 | キャンプ場までの未舗装路も走るツーリング |
| TRAILMAX RAID | 50 : 50 | 林道探索をメインに、自走での移動も快適にしたい |
| TRAILMAX MISSION | 50 : 50 | 大排気量車で大陸横断するような超ロングライフ志向 |
| TRAILMAX (無印) | 70 : 30 | 往年のトレール車でトコトコ走るスタンダードな旅 |
1. 舗装路の快適性を捨てたくないなら「MIXTOUR」
TRAILMAX MIXTOURを一言で表すなら「優等生」です。
アドベンチャーバイクの主戦場は、やはり舗装路。峠道での軽快なハンドリングと、雨の日の安心感は格別です。それでいて、キャンプ場の入り口にあるようなフラットダートなら、おどおどすることなくグイグイ進めます。
実際に履いてみて驚いたのは、ロードノイズの静かさ。ブロックタイヤ特有の「ゴー」という音が抑えられているため、長距離ツーリング後の疲労感が全く違います。
2. 林道への情熱が止まらないなら「RAID」
一方で、最近のトレンドを象徴するのがTRAILMAX RAIDです。
見た目はかなりゴツゴツとしたブロックパターンですが、不思議なほどオンロードでも粘ります。泥濘地(マッド)でのトラクションは圧巻で、他のオン指向タイヤが空転する場面でも、しっかりと地面を蹴ってくれます。
「今日は林道へ行くぞ!」と決めている日はもちろん、不意に現れた険しい道を楽しみに変えてくれる、冒険心の強い相棒と言えるでしょう。
3. 圧倒的なタフさ、旅人のための「MISSION」
もしあなたが、1回のツーリングで数千キロを走るような旅人なら、TRAILMAX MISSIONが最強の選択肢になります。
とにかく減りません。センター部分のコンパウンドが非常に強固で、荷物を満載した大型アドベンチャー車でも、タイヤの偏摩耗を気にせず走り続けられます。オフ性能も高く、まさに「冒険(ミッション)」の名に恥じないスペックです。
実走して分かった「トレイルマックス」の共通点
シリーズを通して感じるのは、ダンロップらしい「コシのある剛性」です。
特にダンロップ トレイルマックスシリーズは、急な路面変化に対しても挙動が穏やか。タイヤが「今、これくらいグリップしていますよ」という情報を、ハンドルを通じて丁寧に伝えてくれる安心感があります。
まとめ:あなたの冒険の形に合わせて選ぼう
- **「舗装路メイン、たまにキャンプ」**ならTRAILMAX MIXTOUR。
- **「林道もガッツリ、自走の快適さも欲しい」**ならTRAILMAX RAID。
- **「とにかく長持ち、どこまでも遠くへ」**ならTRAILMAX MISSION。
タイヤひとつで、バイクの性格はガラリと変わります。次の週末、あなたはどのダンロップ トレイルマックスで走り出しますか?
構成に基づき、具体的な製品スペックや適合サイズの詳細を知りたい場合は、いつでもお声がけください。


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