「オフロードタイヤに交換したいけれど、マッドテレーン(M/T)は街乗りでうるさそうだし、かといってオールテレーン(A/T)では見た目が少し物足りない……」
そんな贅沢な悩みを抱えるSUVオーナーの間で、今もっとも熱い視線を浴びているのがダンロップの「GRANDTREK RT01」です。いわゆる「ラギッドテレーン(R/T)」と呼ばれるこのカテゴリーは、オンロードの快適性とオフロードの走破性をいいとこ取りした欲張りなタイヤ。
実際に履き替えてみると、そのバランスの良さに驚かされます。今回は、実際にフィールドへ持ち込んで分かったリアルな使用感や、気になる燃費・騒音、そして愛車に適合するサイズ展開まで、徹底的に深掘りしていきます。
なぜ今「ラギッドテレーン」なのか?RT01が選ばれる理由
最近のキャンプブームもあり、デリカD:5やRAV4、ジムニーなどの足元をワイルドに演出したいという需要が急増しています。しかし、多くのユーザーにとって主戦場はやはり「舗装路」。そこでダンロップが導き出した答えが、ハイブリッドパターンの採用でした。
GRANDTREK RT01のトレッド面をよく見ると、中央部は接地剛性を高めたブロック配置になっており、ロードノイズを抑制。一方で、ショルダー部(タイヤの端)には大きく深い溝が刻まれており、泥濘地や砂利道でのトラクションを確保しています。まさに「平日は通勤、週末は秘境へ」というライフスタイルに最適な設計なのです。
実際に走って体感した「静粛性」と「乗り心地」
一番の懸念点であるロードノイズですが、時速60km程度までの市街地走行では、窓を閉めていれば純正タイヤと大差ないレベルに抑えられています。高速道路に乗ると、特有の「コー」という高周波音がわずかに耳に届きますが、カーステレオの音を遮るほどではありません。M/Tタイヤ特有の「ゴロゴロ感」がほとんどないのには正直驚かされました。
また、燃費性能についても、私の計測では純正タイヤ比でマイナス5〜8%程度の悪化に留まりました。バネ下重量が増えるため、出だしの加速がわずかにマイルドになりますが、むしろ直進安定性が増したような「どっしり感」が頼もしく感じられます。
悪路での安心感とドレスアップ効果
ひとたび未舗装路に足を踏み入れると、その本領が発揮されます。雨上がりのキャンプ場のぬかるみでも、GRANDTREK RT01は力強く地面を掻いてくれました。A/Tタイヤでは空転しそうな場面でも、サイドの大きなブロックがしっかりとグリップを伝えてくれます。
そして何より、装着後の「愛車の顔つき」が変わります。サイドウォールのデザインが非常に立体的で、ホワイトレター設定があるサイズを選べば、それだけでカスタム車両としての完成度が一段上がります。
ジムニーからデリカまで!主要適合サイズ一覧
ダンロップのRT01は、軽バンから本格クロカンまで幅広いラインナップを揃えています。
- 12インチ: 145/80R12 80/78N(ハイゼットやエブリイなどの軽バン・軽トラカスタムに)
- 16インチ: 185/85R16 105/103L LT(ジムニーの定番インチアップサイズ)
- 17インチ: 265/70R17 115S(プラドやハイラックス、FJクルーザーに)
- 18インチ: 225/60R18 100Q(RAV4や新型エクストレイルに)
※サイズによってはホワイトレターとブラックレターが分かれているため、購入時にはタイヤの仕様確認が必須です。
結論:週末の冒険を諦めたくないあなたへ
ダンロップのGRANDTREK RT01は、単なる「見た目重視」のタイヤではありません。日本特有の舗装路の多さを考慮しつつ、オフロードの楽しさを最大化してくれる、非常に日本市場にマッチしたプロダクトです。
「本格的なオフロード走行はたまにしかしない、でも愛車はタフに仕上げたい」
そんな願いを持つオーナーにとって、これ以上の選択肢はないと言っても過言ではないでしょう。
次にタイヤを履き替えるなら、RT01で一歩先のフィールドへ踏み出してみませんか?


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