テニスコートで「あの頃の感覚」をもう一度味わいたい。そう願って、押し入れの奥からかつての相棒、ダンロップのターボシリーズ(MAX 200Gなど)を引っ張り出してきた方も多いのではないでしょうか。しかし、いざ打ってみると「何かが違う」と感じる。その原因の多くは、フレームの劣化ではなく、実は「ガット選び」にあります。
かつてのターボ構造が持っていた、吸い付くようなホールド感としなやかなしなり。これを現代の最新ストリング技術で呼び覚ますための、実践的なガイドをお届けします。
ターボシリーズに「今」息を吹き込むということ
私が先日、数十年ぶりに DUNLOP MAX 200G をコートに持ち出した際、最初に感じたのは「現代のガットは進化しすぎていて、逆にこのラケットの良さを消してしまう」というジレンマでした。
ターボシリーズ、特にマッケンローやグラフが愛したあの独特の打球感は、今の硬いポリエステルガットでは再現できません。フレームが仕事をする前にボールが離れてしまうからです。あの「グニュッ」と潰れるような快感を取り戻すには、適切なチョイスが不可欠です。
プレイスタイル別:後悔しないガット選びの最適解
1. 黄金時代の「あの感触」を最優先するなら
もしあなたが、ウッドからカーボンへ移行した当時の、あの柔らかく包み込むような打球感を求めているなら、迷わず DUNLOP ICONIC SPEED を選んでみてください。
ナイロンマルチの中でも反発性が高く、それでいてガットがボールを掴む感覚が非常にクリアです。私が実際に ダンロップ ターボ シリーズに 50ポンドで張ったところ、ボレーのタッチが劇的に向上しました。
2. 現代のスピードテニスに食らいつきたいなら
「ヴィンテージラケットだけど、現役の学生やハードヒッターとも打ち合いたい」という欲張りな方には、DUNLOP EXPLOSIVE TOUR が最適です。
一般的なポリガットはターボには硬すぎますが、このエクスプロッシブ・ツアーはポリとは思えない柔軟性を持っています。オフセンターで打った時の嫌な振動を抑えつつ、現代的なスピン性能をターボに付加してくれます。
3. 至高の贅沢、ナチュラルガットという選択肢
予算が許すのであれば、やはり バボラ タッチトニック などのナチュラルガットを検討してください。ターボのフレーム設計は、そもそもナチュラルガットとの相性が究極に高められています。一度この組み合わせを味わってしまうと、もう他のガットには戻れないほど、肘に優しく、かつ破壊的なコントロール性能を発揮します。
実践アドバイス:テンション設定の罠
ターボシリーズにガットを張る際、一点だけ注意してほしいのが「テンション」です。現代のラケットと同じ感覚で強く張ってしまうと、フレームのしなりを殺してしまいます。
個人的な体感としては、現代のラケットよりも3〜5ポンド落として張るのが正解です。45〜48ポンドあたりからスタートし、自分にとっての「スイートスポット」を探ってみてください。ガットが少し緩んだくらいが、実は最もターボらしい味がでる瞬間だったりします。
まとめ:伝説はガットで蘇る
ラケットは一度手放せばそれまでですが、メンテナンス次第で何十年経っても最高のパフォーマンスを見せてくれます。ダンロップ テニスラケット の歴史が詰まったターボシリーズ。そのポテンシャルを最大限に引き出すのは、あなたのこだわり抜いた一本のガットです。
次の週末、新しく張り替えた相棒と共に、あの頃のような軽やかなフットワークでコートに立ってみませんか?
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