かつて日本のサーキットや峠を席巻した「ダンロップ」のホイールたち。特に90年代のJDMカルチャーを象徴するFormula CP-Rなどの名作は、今なお車好きの心を掴んで離しません。しかし、いざ手に入れようとカタログを開いても、どこにも載っていない……そんな経験をしたことはありませんか?
実は現在、ダンロップ(住友ゴム工業)はホイールの自社製造を行っていません。しかし、ダンロップのタイヤが持つパフォーマンスを最大限に引き出すための「ホイール選び」には、特有の流儀があります。今回は、往年の名作の探し方から、現行タイヤに最適な組み合わせまで、熱量たっぷりにお届けします。
伝説の「ダンロップ・ホイール」を中古市場で手に入れる
もしあなたが「あの独特の白と赤のステッカーが貼られたホイールが欲しい」と考えているなら、戦場はヤフオクや中古パーツショップになります。
特にFormula CP-Rは、軽量さと剛性を兼ね備え、シビックやインテグラなどのホンダ車乗りにとってはいまだに「上がり(最終目的地)」のホイールです。ただ、30年近く前の製品も多いため、チェックすべきポイントはシビアです。
- リムの歪み: スポーツ走行で酷使された個体が多いため、バランサーで回さないと分からない振れがあることも。
- 腐食の状態: 2ピース構造の接合部などは、素人目には綺麗でも内部で腐食が進んでいる場合があります。
「当時の空気感」を再現したいなら、これらのリスクを承知の上で、信頼できるリバレル業者(修復業者)に相談する前提で購入するのが賢明なルートです。
ダンロップのタイヤに命を吹き込む「現行ホイール」の選び方
現在、DIREZZA ZIIIやLE MANS V+を履いている、あるいは履く予定の方は、どのブランドのホイールを合わせるべきでしょうか。
私はこれまで数多くの組み合わせを試してきましたが、ダンロップのタイヤは比較的サイドウォールがしっかりしている傾向にあります。そのため、ホイールの剛性が負けてしまうと、タイヤの良さが死んでしまいます。
スポーツ走行派ならRAYS一択
DIREZZAシリーズの鋭いレスポンスを活かすなら、鍛造のRAYS TE37などが王道です。「ダンロップ×レイズ」の組み合わせは、モータースポーツの現場でも長く愛されており、ハンドリングの正確性が一段階引き上がります。
街乗り・質感重視ならWEDSやBBS
LE MANSの静粛性を活かしたいなら、WEDS LEONISのようなデザイン性の高いキャストホイールや、微細な振動を吸収してくれるBBSのクロススポークが最適です。路面からの「いなし」がよりマイルドになり、上質な乗り心地へと昇華されます。
結論:ダンロップの魂は「組み合わせ」で完成する
ダンロップの自社製ホイールが手に入らないのは寂しい限りですが、それは裏を返せば、私たちが自由に「最高のパートナー」を選べるということでもあります。
かつての名作Formulaを探し求める情熱も、最新のADVAN RacingにDIREZZAを組み込む実利的な選択も、どちらも正解です。あなたの愛車に、ダンロップのタイヤが持つ真価を解き放つ「運命の1本」を選んでみてください。
この記事をもとに、具体的な車種に合わせたホイールのマッチング計算や、現在の中古相場レポートの作成など、さらに深掘りするお手伝いが必要な際はお気軽にお声がけください。


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