ゴルフを始めたばかりの頃、練習場の片隅でベテランゴルファーから「これを使ってみな」と手渡されたのが、ダンロップ ハイブリッド ドライバーとの出会いでした。当時の私は最新モデルこそが正義だと信じて疑いませんでしたが、実際に一振りした瞬間の「球の上がりやすさ」と「真っ直ぐ飛んでいく安心感」には、理屈抜きの衝撃を受けたのを今でも鮮明に覚えています。
今回は、今なお中古市場で根強い人気を誇るダンロップの名器「ハイブリッド」シリーズについて、その魅力と選び方を実体験を交えて深掘りしていきます。
ゼクシオのDNAを宿す「ハイブリッド」という伝説
今でこそダンロップといえばゼクシオやスリクソンが代名詞ですが、2000年代初頭、その架け橋となったのが「ハイブリッド(Hi-BRID)」シリーズです。
このクラブの最大の特徴は、異素材を組み合わせることで当時の技術の限界を超えようとした「攻めの姿勢」にあります。私が特に愛用していた「Hi-BRID デジタルオートフォーカス」は、打点がバラついても芯を食ったような高弾道を実現してくれました。「オートフォーカス」の名に恥じない、まさにカメラのピントを合わせるかのような優しさが、100切りを目指していた当時の私をどれほど救ってくれたか分かりません。
実際に使ってわかった!今あえて選ぶメリットと注意点
圧倒的なコストパフォーマンス
現在、中古ショップの隅っこやネットオークションでは、ハイブリッド ドライバーが数千円という驚きの価格で並んでいることがあります。最新のステルスやパラダイムに数万円払うのは勇気がいりますが、この価格なら「とりあえずの1本」として、あるいは「練習用」として気軽に手に取ることができます。
スライスに悩む初心者への特効薬
このシリーズは、とにかく「捕まり」が良いのが特徴です。右へのミスが止まらない時期、ハイブリッド ADFに持ち替えただけで、面白いようにドロー回転がかかるようになりました。最新の低スピンモデルは確かに飛びますが、初心者にとっては「右に吹けない」ことの方がスコアメイクには直結します。
※注意:シャフトの経年劣化とグリップ
さすがに発売から年月が経っているため、カーボンシャフトの腰が抜けていたり、ゴルフグリップがカチカチに硬化している個体も多いです。購入後はグリップ交換を前提に考えるのが、中古名器を復活させる楽しみでもあります。
ゼクシオ(XXIO)との違いはどこにある?
よく「ハイブリッドはゼクシオの前身なのか?」と聞かれますが、正解であり、少し違います。ハイブリッドシリーズで培われた「高慣性モーメント」と「低重心設計」のノウハウが、後のゼクシオを怪物ブランドへと押し上げたのは間違いありません。
実際に両者を打ち比べると、ゼクシオの方が打音が爽快で弾きが強い印象ですが、ハイブリッドにはどこか「食いつくような打感」があり、コントロールしている感覚を強く味わえます。
まとめ:名器は色褪せない
「古いクラブだから飛ばない」と決めつけるのはもったいない話です。ダンロップ ハイブリッド ドライバーには、現代のクラブが失いかけている「道具としての扱いやすさ」が凝縮されています。
もしあなたが、予算を抑えつつも本気でゴルフを楽しみたいなら、あるいはあの頃の優しい打感をもう一度味わいたいなら、ぜひ一度この伝説の1本をバッグに挿してみてください。コースでティーアップした時、かつての名器があなたに最高の放物線を見せてくれるはずです。
次のお手伝いとして、この記事に合わせる「おすすめのメンテナンス用品の紹介」や、「歴代モデルの詳細スペック表」の作成などはいかがでしょうか?


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