「ゼクシオはシニア向けでしょ?」そんな先入観を持って敬遠していた時期が私にもありました。しかし、ゼクシオ エックスを初めてコースで振り抜いた瞬間、その認識は音を立てて崩れ去りました。
叩きにいける喜び、それが「エックス」の真髄
従来のゼクシオが「オートマチックな優しさ」を追求しているのに対し、ゼクシオ エックスは、ある程度のヘッドスピードを持つゴルファーが、自分の意思で弾道を操る楽しさを教えてくれます。
実際にティーグラウンドに立つと、まずその精悍な顔つきに惚れ惚れします。マットブラックの仕上げは、反射を抑えるだけでなく、アドレス時の集中力を極限まで高めてくれるのです。ダンロップ独自の「BiFLEX FACE」の恩恵か、多少打点がバラついても、ボールは力強く真っ直ぐターゲットラインをなぞっていきました。
驚愕の初速と、計算できるスピン量
最新のゼクシオ エックス ドライバーを試打して最も驚いたのは、フェースのどこに当たっても初速が落ちにくい点です。芯を外した感覚があっても、GPSナビを確認すると「え、ここまで飛んでいるの?」と二度見するシーンが何度もありました。
また、前作の2022年モデルと比較しても、2024年モデルはスピン量がより安定している印象です。吹き上がりを抑えた強弾道は、アゲンストの風を切り裂き、ランでも飛距離を稼いでくれます。
シャフト選びで「魔法の杖」に変える
ゼクシオ エックスの性能を120%引き出すには、シャフト選びが鍵となります。
- Miyazaki AX-3(標準シャフト): 軽快なしなり戻りがあり、ヘッドスピード40〜43m/s前後の方にベストマッチ。
- カスタムシャフト: 45m/sを超える方は、Tour ADやSpeederなど、しっかり叩ける重量帯を選ぶことで、左へのミスを完全に消し去ることができます。
最後に:もう「優しさ」を妥協しない
「アスリートモデルは難しい、でもゼクシオ13では物足りない」そんな贅沢な悩みを抱える中級者にこそ、ゼクシオ エックスは応えてくれます。ミスをカバーしてくれる圧倒的な寛容性と、操作する悦び。この二律背反を高い次元で両立させたこの1本は、あなたのゴルフライフを確実に変えてくれるはずです。
スコアをまとめたいけれど、攻める姿勢も忘れたくない。そんな情熱的なゴルファーにこそ、ダンロップ ゼクシオ エックスをバッグに入れてほしいと心から願っています。


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