テニスを始めたばかりの頃、ラケット選びで意外と見落としがちなのが「グリップサイズ」です。「G1」や「G2」という表記を見て、「たった数ミリの差でしょ?」と軽く考えていませんか?
実は、このわずかな差が、プレー中のショットの安定感や翌日の腕の疲れに劇的に影響します。私自身、最初は何も考えずに標準的なサイズを選んでしまい、手のひらのマメと格闘する羽目になった苦い経験があります。
今回は、初心者や女性、ジュニアの方が迷いやすいG1とG2の違いについて、実際の使用感に基づいた「失敗しない選び方」を徹底解説します。
G1とG2の具体的な違いとは?(基本スペック)
まずは、数字上の違いを整理しておきましょう。日本のショップで一般的に並んでいるのは、主に以下の2種類です。
| 表記 | インチ | 周囲(約) | 主な対象者 |
| G1 | 4 1/8 | 10.5cm | ジュニア、手の小さな女性、操作性重視の方 |
| G2 | 4 1/4 | 10.8cm | 一般的な女性、手が小さめの男性、標準サイズ |
数値上の差はわずか「3mm」程度です。しかし、ラケットを全力で振り抜き、ボールの衝撃を一点で受け止めるテニスにおいて、この3mmは「指先が余るか、しっかり握り込めるか」の境界線になります。
【体験談】G1とG2、実際に使うとどう違う?
私が実際に両方のサイズを使い分けた際の実感をもとに、それぞれの特徴を深掘りします。
G1(細め)を選んで感じたメリット
「手が小さくて握力に自信がない」という知人女性は、あえてG1のヨネックス イーゾーンを選びました。
彼女いわく、**「細い方が手首の自由が効くので、スピンがかけやすい」**とのこと。また、後から「少し細すぎるかな?」と感じても、オーバーグリップテープを2枚重ねて巻くことで、自分好みの絶妙な太さに微調整できるのが最大の利点です。
G2(標準)を選んで感じたメリット
一方で、私自身がバボラ ピュアドライブのG2サイズを握った時に感じたのは、圧倒的な**「面の安定感」**です。
ボレーの際など、強いボールに当たり負けしそうな場面でも、グリップが太いことでラケットが手の中で暴れにくくなります。しっかり面を作って押し返す感覚は、やはり適度な太さがあってこそ得られる安心感でした。
リアルな失敗談:大は小を兼ねない
一番の失敗は「大は小を兼ねるだろう」と、手が小さいのに無理にG2を使ってしまうことです。以前、知人が「太い方が力が入る気がする」とG2を購入しましたが、試合後半に握力が落ちてくると、インパクトの瞬間にラケットがクルッと回ってしまい、まともに返球できなくなっていました。
失敗しないための「セルフ診断」方法
お店でラケットを握る際、以下の2点をチェックしてみてください。
- 人差し指テストラケットを利き手で握ったとき、手のひらと指の間に「左手の人差し指」がちょうど1本入るくらいの隙間がありますか?これがスカスカなら太すぎ、入らなければ細すぎです。
- 中指の長さの目安手首の一番上のシワから、中指の先までの長さを測ってみてください。
- 17cm以下: G1がおすすめ
- 17〜18cm: G2がおすすめ
- 18cm以上: G3以上を検討
「迷ったら細め(G1)」がテニス界の常識な理由
もしあなたがG1とG2のちょうど中間にいて、どうしても決められないなら、迷わず「G1(細め)」を選んでください。
理由は単純です。**「太くするのは簡単だが、細くするのは不可能に近い」**からです。
ウィルソン オーバーグリップテープなどを重ねて巻けば、G1をG1.5やG2相当に調整することは容易です。むしろ、自分好みのクッション性を出しつつ太さを出す方が、手のひらにフィットする最高の一本に仕上がります。
まとめ
テニスラケットのG1とG2。その差はわずかですが、プレーの質を左右する重要なポイントです。
- ジュニアや手の小さい女性、操作性を重視するなら G1
- 一般的な女性や、手の小さめな男性、安定感を重視するなら G2
まずは自分の手のサイズを客観的に測り、できれば実際に握ってみることをおすすめします。もし店頭で「ちょっと細いかな?」と感じる程度であれば、それがオーバーグリップを巻いた時にジャストサイズになるサインですよ。
自分にぴったりのサイズを選んで、もっとテニスを楽しみましょう!
次は、あなたの手に馴染むグリップテープの巻き方のコツについて詳しく解説しましょうか?


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