中学の部活動でテニスを始める際、ラケットと同じくらい、いや、それ以上に慎重に選んでほしいのがテニスシューズです。私自身、中学時代に「動ければ何でもいいだろう」と安価な運動靴でハードな練習を続け、ひどい捻挫をしてしまった苦い経験があります。テニスは前後左右への急激なストップ&ゴーを繰り返すスポーツ。専用のシューズ選びは、上達への近道であると同時に、成長期の大切な体を守るための「投資」でもあります。
中学生のテニスシューズ選びで失敗しない!3つの重要ポイント
テニス部に入部したての頃は、何を基準に選べばいいか迷うものです。まずは、絶対に外せない3つのポイントを整理しましょう。
コートに合わせた「アウトソール」を選ぶ
一番多い失敗が「コートの種類に合わない靴を買ってしまうこと」です。学校のテニスコートが「土(クレー)」なのか、テニスクラブのような「砂入り人工芝(オムニ)」なのかを確認してください。
- オムニ・クレー用: 砂で滑りやすいコートでもしっかり地面を噛むよう、靴底に深い溝があります。
- オールコート用: 主にハードコート向けですが、学校の体育館などでも併用可能です。迷ったら、まずは部活のメインコートに合わせた専用モデルを選びましょう。
成長期特有の「サイズ選び」のコツ
「すぐ大きくなるから」と、ぶかぶかのサイズを買うのはNGです。靴の中で足が動くと、マメの原因になるだけでなく、踏ん張りが効かずにパフォーマンスが落ちます。
理想は、つま先に5mmから10mm程度の余裕がある状態。かかとをしっかり合わせた状態で、指先が自由に動かせるかを確認してください。また、日本人の子供は横幅(ワイズ)が広い傾向にあるため、3Eや4Eといったワイドモデルも選択肢に入れましょう。
部活動の頻度に耐えうる「耐久性」と「クッション性」
週5〜6日練習する部活動では、シューズの消耗は驚くほど早いです。特にハードなフットワークを覚える時期は、親指の付け根あたりがすぐに擦り切れます。安すぎるモデルはクッション性が低く、膝や腰に負担がかかるため、各メーカーの中級者向けモデルを選ぶのが実は一番コスパが良いのです。
【コート別】中学生におすすめの人気テニスシューズ
ここでは、多くの中学生テニスプレーヤーを支えてきた信頼のモデルを紹介します。
砂入り人工芝(オムニ)・クレーコート用のおすすめ
多くの部活動で使用されているのがこのタイプです。
パワークッション 105は、ヨネックスの定番エントリーモデル。驚くほど軽く、初めて専用シューズを履く中学生でも違和感なく動けます。
もう少し激しく動き回る選手なら、ブレイクショット 4 OCがおすすめ。ミズノらしい安定感があり、砂の上でもしっかり止まれます。
ハードコート・オールコート用のおすすめ
硬いサーフェスで練習するなら、衝撃吸収性が命です。
コートスライド 3は、アシックスの技術が詰まった一足。足首のホールド感が強く、初心者でも左右の動きに安心感を持てます。
パワークッション チーム ACは、クッション性に優れ、長時間の練習でも足が疲れにくいのが特徴です。
主要メーカーの特徴と比較
「結局どのブランドがいいの?」という疑問に、実際に履き比べた感覚からお答えします。
- ヨネックス: 独自素材の「パワークッション」が優秀。卵を落としても割れないほどの衝撃吸収力は、成長期の膝に優しいです。
- アシックス: 靴との一体感が抜群。フットワークの速さを重視するなら、アシックスのタイトなフィット感は武器になります。
- ミズノ: 日本人の足型を知り尽くしています。幅広・甲高で悩んでいるなら、まずはウエーブエクシードシリーズを試してみてください。
テニスシューズを長持ちさせるためのお手入れ方法
お気に入りの一足を1日でも長く使うために、練習後のケアを習慣にしましょう。
意外と忘れがちなのが、**「中敷き(インソール)を外して乾かす」**こと。足の裏は想像以上に汗をかきます。湿ったまま放置すると素材の劣化が早まるため、風通しの良い場所で陰干しするのがベストです。
また、紐を緩めずに脱ぎ履きする人がいますが、これはかかと部分の芯を壊す原因になります。毎回しっかり紐を結び直すことで、足とのフィット感が高まり、怪我の予防にもつながります。
自分にぴったりの一足を見つけて、コートを縦横無尽に駆け回りましょう!
次の一歩として、お子様の足の「正確な実寸」を測ってみませんか?やり方を詳しくお伝えすることも可能です。


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