テニスを始めたばかりの頃、誰もが一度は「道具を揃えるのにお金がかかるな」と溜息をついたことがあるはずです。ラケットにウェア、そして意外と消耗が激しいのがテニスシューズ。特にハードコートで週に数回練習に励むと、数ヶ月で自慢のアシックス テニスシューズのソールがツルツルになってしまうことも珍しくありません。
「少しでも安く、質の良いシューズを手に入れたい」——そんな切実な願いを叶える選択肢が中古市場です。しかし、中古シューズには特有の「落とし穴」も存在します。私自身の失敗談を交えつつ、絶対に後悔しない中古テニスシューズの選び方を詳しくお伝えします。
履き古した靴は危険?中古選びでプロが必ず見る5つのポイント
中古品を買う際、画面上の「見た目の綺麗さ」だけで判断するのは非常に危険です。テニスは激しい左右の切り返しを伴うスポーツ。機能が損なわれたシューズは、即座に足首や膝の怪我に直結します。
1. ソールの溝、残っていますか?
まず見るべきはアウトソール、つまり靴底です。特に親指の付け根あたりが平らになっていないか確認してください。オムニコート用なら砂を噛むための突起(オムニクレー用ならミズノ ウェーブエクシードのような深い溝)がしっかり残っているかが命です。ここが削れていると、いざという時に踏ん張りが効かず、コートでスリップしてしまいます。
2. 「加水分解」という見えない敵
見た目がどれほど新品同様でも、製造から3年以上経過しているモデルは注意が必要です。靴底を固定する接着剤やクッション材のポリウレタンは、使用していなくても湿気で劣化(加水分解)します。試合の最中に突然ソールがベロリと剥がれる……そんな悪夢を避けるためにも、できるだけ現行モデルに近い年式のものを選びましょう。
3. アッパーの「ヨレ」と「破れ」
テニス特有の動きとして、つま先を引きずったり、サイドに激しく負荷をかけたりします。アッパー部分に穴が開きそうな擦れ跡がないか、外側に型崩れ(ヨレ)が起きていないかをチェックしましょう。前オーナーが激しいフットワークの持ち主だった場合、外見は綺麗でも中のサポート機能が死んでいることがあります。
4. インソールの状態と衛生面
他人が履いた靴で最も気になるのが衛生面。インソールは取り外して洗えるか、あるいは交換前提で考えましょう。私は中古で購入したヨネックス パワークッションには、必ず新品のシダス インソールを別途購入して入れるようにしています。これだけで履き心地は新品に限りなく近づきます。
5. ブランドごとのサイズ特性を知る
中古は基本的に返品が効きません。例えばアディダス バリケードは幅がタイトめ、プリンス テニスシューズは比較的ゆったりしているなど、メーカーごとのクセを把握しておくことが重要です。
どこで買うのが正解?賢い入手ルートの使い分け
メルカリ・ヤフオク(個人売買)
メリット: とにかく安い。「サイズを間違えて一度だけ履きました」という掘り出し物の新古品に出会える確率が高いです。
コツ: 左右のソールの減り具合がわかる写真、製造年月(タグの番号)を質問欄で確認しましょう。
テニス専門店の中古コーナー
メリット: プロのスタッフが検品しているため、致命的な欠陥がある商品は並びません。
コツ: ナイキ ズーム ヴェイパーのような人気モデルが下取りで入ってくることが多いため、こまめに実店舗を覗くのが吉です。
購入後に愛着を倍増させる「リフレッシュ術」
中古で手に入れたシューズをそのまま履くのではなく、自分仕様にカスタマイズすることで愛着が湧きます。
- 除菌・消臭: 届いたらすぐに天日干しし、ドクターショール 消臭スプレーで徹底ケア。
- シューレースの交換: 靴紐を新品のアシックス 靴紐に変えるだけで、驚くほど清潔感が増し、ホールド感も復活します。
まとめ:中古テニスシューズは「賢い選択」になり得る
中古テニスシューズ選びは、宝探しに似ています。機能性と衛生面さえしっかり見極めれば、浮いた予算でガットを張り替えたり、新しいテニスウェアを買ったりすることも可能です。「安物買いの銭失い」にならないよう、今回挙げたチェックポイントを意識して、あなたにぴったりの一足を見つけてください。
次は、中古シューズに合わせる「おすすめの機能性ソックス」についてもご紹介しましょうか?


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