「テニスを始めたばかりだけど、足の爪が黒くなってしまった」「お店で履いた時はぴったりだと思ったのに、コートに出ると窮屈で痛い」……そんな経験はありませんか?実は、テニスシューズ選びで「小さめ」を選んでしまう、あるいは「小さめ」だと感じてしまう悩みは、中級者以上のプレーヤーでも頻繁に直面する問題です。
私自身、かつてデザイン重視でタイトなモデルを選び、試合の後半に足のしびれで動けなくなった苦い経験があります。激しいストップ&ゴーを繰り返すテニスにおいて、シューズのサイズミスは単なる違和感ではなく、怪我に直結する死活問題です。
今回は、テニスシューズが「小さめ」と感じる原因から、失敗しない選び方の極意まで、実体験に基づいたリアルな視点で解説します。
1. なぜテニスシューズを「小さめ」に感じてしまうのか?
普段の街歩き用スニーカーと同じサイズを選んでいるなら、それが最初の落とし穴かもしれません。
激しい動きによる足の膨張
テニスは前後左右に激しく動き回るスポーツです。プレー中、足の血流が良くなることで、足は普段よりもわずかに膨らみます(浮腫み)。朝に試着して「ちょうどいい」と感じたサイズは、試合のピーク時には「窮屈な小さめシューズ」へと変貌してしまいます。
厚手のテニス専用ソックス
テニスプレーヤーが履く靴下は、クッション性を確保するために驚くほど厚手です。例えば ヨネックス テニスソックス などの本格的なモデルを履くと、普段の靴下より数ミリ単位で体感サイズが変わります。これを計算に入れずにシューズを選んでしまうと、いざコートに立った時に絶望的な狭さを感じることになります。
2. 失敗しないための「正しいサイズ感」3つの基準
「小さめ」を避けるために、店舗で試着する際は以下の3点を必ずチェックしてください。
- 捨て寸(つま先の余裕)は0.5cm〜1.0cm確保する立った状態でつま先に親指の横幅半分くらいの余裕があるか確認してください。これが「捨て寸」です。これが無いと、急ブレーキをかけた際につま先が靴の先端に衝突し、爪が内出血してしまいます。
- ワイズ(足幅)のフィット感長さ(サイズ)は合っていても、横幅が狭いと「小さめ」に感じます。特に日本人に多い幅広甲高の方は、アシックス テニスシューズ ワイド のような「ワイドモデル」を選択肢に入れるべきです。
- カカトのホールド感つま先に余裕を持たせすぎて、カカトが浮いてしまっては本末転倒です。カカトがしっかり固定され、かつ指先が自由に動かせるのが「理想のフィット」です。
3. メーカー別:サイズ感と特徴のリアルな傾向
メーカーによって「ラスト(木型)」は驚くほど異なります。私の足で試した感覚をもとに、主な特徴をまとめました。
- アシックス テニスシューズ全体的にホールド感が強く、競技者向けモデルはややタイトに感じることが多いです。その分、足との一体感は抜群ですが、幅広の方はワンサイズ上げるかワイド版が推奨です。
- ヨネックス テニスシューズ日本メーカーらしく、多くの日本人の足に馴染みやすい設計です。ただし、スリムモデルとワイドモデルの差がはっきりしているため、購入前に必ず表記を確認しましょう。
- アディダス テニスシューズ や ナイキ テニスシューズ欧米ブランドは、縦に長く幅が狭い(ナロー)傾向があります。デザインは最高にクールですが、幅広の方が無理に履くと、小指の外側が痛くなりやすいので注意が必要です。
4. もし「買った後に小さめだと気づいたら」どうする?
「もう買ってしまったけれど、やっぱり少しきつい……」という場合の最終手段をご紹介します。
- インソールを薄いものに変える付属のインソールを抜き、衝撃吸収 インソール の中でも薄型のタイプに差し替えるだけで、靴内部の容積が増えて余裕が生まれます。
- シューレース(靴紐)の結び方を変える一番下の穴を少し緩める、あるいは甲の部分を飛ばして結ぶだけで、圧迫感が劇的に改善されることがあります。
- シューストレッチャーで広げる物理的に シューズフィッター を使い、数日間かけて幅を微調整する方法もあります。
最後に:サイズ選びは「自分の足の声」を聞くこと
「26.5cmだから次も26.5cm」という固定概念は捨てましょう。テニスシューズはモデルチェンジのたびに微妙にサイズ感が変わることも珍しくありません。
この記事が、あなたの「運命の一足」に出会う助けになれば幸いです。正しいサイズのシューズで、ストレスのない軽快なフットワークを手に入れましょう!
特定のコート(オムニ・クレーなど)に合わせたソックスとシューズの組み合わせについても、より詳しくお伝えしましょうか?


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