【プロ監修】テニスラケットの正しい持ち方図解|4つの握り方の種類と初心者が上達するコツ

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テニスを始めたばかりの頃、誰もが最初にぶつかる壁。それが「ラケットをどう握ればいいのか?」という問題です。スクールで教わっても、いざコートに立つと「これで合ってるっけ?」と不安になりますよね。

実は、テニスの握り方(グリップ)は単なる形式ではありません。ショットの威力、回転の量、さらには手首の怪我を防ぐためにも、自分に最適な握りを知ることは上達への最短ルートです。今回は、多くのプレイヤーが経験する「握り方の悩み」を解消しながら、現代テニスで推奨される正しい持ち方を徹底解説します。


1. 全てはここから始まる!グリップの「8角形」を理解しよう

テニスラケットのグリップは、ただの棒ではありません。エンドキャップ側から見ると、綺麗な「正8角形」をしています。この8つの面(ベベル)のどこに、手のひらのどの部分を当てるかで、握り方の名前が決まります。

基準となるのは、**「人差し指の付け根の関節」「手のひらの小指側の下にある膨らみ(ヒール)」**の2点です。この2つのポイントが、8角形のどの面に位置しているかを確認する癖をつけましょう。


2. 【目的別】テニスの基本グリップ4種とその使用感

テニスには大きく分けて4つの握り方があります。実際に私が多くの初心者を指導し、自分自身も試行錯誤してきた中で感じた「リアルな感覚」と共に紹介します。

コンチネンタルグリップ(包丁握り)

ラケットのフレームを垂直にし、上から包丁を持つように握ります。

  • 用途: サーブ、ボレー、スライス、スマッシュ。
  • 体験談: 最初は「面がどこを向いているかわからない」と一番苦労する握りです。しかし、これをマスターしないとボレーのキレが出ません。手首を柔軟に使えるため、守備範囲が広がります。

イースタングリップ(握手握り)

ラケット面と手のひらが平行になるように、ラケットと「握手」をする感覚で握ります。

  • 用途: フラット系のフォアハンド。
  • 体験談: 手のひらでボールを「押し出す」感覚が最も強く得られます。厚い当たりのフラットショットを打ちたい方に最適ですが、現代の主流であるスピンをかけるには少しコツが必要です。

セミウエスタングリップ(現代のスタンダード)

イースタンよりも少し右側にずらし、手のひらがやや下を向くように握ります。

  • 用途: スピン系フォアハンド(最も推奨される握り)。
  • 体験談: 筆者も最終的にここに落ち着きました。自然にスイングするだけで、適度な順回転(トップスピン)がかかり、コート内にボールが収まりやすくなります。迷ったらまずこの握りを試すべきです。

ウエスタングリップ(厚握り)

地面に置いたラケットを真上からひょいと持ち上げた時の握り方です。

  • 用途: 強烈なトップスピン。
  • 体験談: グリグリに回転をかけたいジュニア選手によく見られます。高い打点は非常に打ちやすいですが、低い球を持ち上げるのにかなり筋力を使うため、初心者には少しハードルが高いかもしれません。

3. 試してほしい!上達を加速させる「3つの極意」

正しい位置で握るだけでなく、プロや上級者が無意識にやっている「持ち方のコツ」があります。

① 「指1本分の隙間」が魔法の操作性を生む

拳を握りしめるように指を詰めて握っていませんか?人差し指と中指の間に、指1本分くらいの隙間を空けてみてください。これを「トリガー(引き金)」と呼びます。これだけでラケットのヘッドが走りやすくなり、スイングスピードが劇的に上がります。

② グリップの強さは「生卵」を割らない程度に

初心者の頃は、飛ばしたい一心でラケットをガチガチに握りがちです。しかし、これでは手首の可動域が狭まり、テニス肘の原因にもなります。

私はよく生徒さんに「生卵を握っていると思って」と伝えています。リラックスして構え、インパクトの瞬間だけ「ギュッ」と力を入れる。このメリハリが鋭いショットを生みます。

③ グリップテープにはこだわろう

握り方が正しくても、ラケットが手の中で滑っていては意味がありません。汗をかきやすい方は、ヨネックス ウェットスーパーグリップのような、吸い付くような感覚のオーバーグリップを巻くことを強くお勧めします。


4. 【お悩み相談】今の握り方が合っていないサイン?

もし、練習中に以下のような感覚があるなら、握り方が自分に合っていないか、間違っている可能性があります。

  • ボールがいつも空高く飛んでいく: グリップが薄すぎ(コンチネンタル寄り)て、面が上を向きやすくなっています。
  • 手首がすぐに痛くなる: グリップが細すぎるか、あるいは力が入りすぎています。
  • 打球がスカスカして威力が出ない: 手のひら全体で支えきれていない可能性があります。

そんな時は、一度バボラ ピュアドライブのような、パワーを補ってくれる扱いやすいラケットを使いつつ、少し厚めの「セミウエスタン」に矯正してみるのが上達への近道です。


5. まとめ:自分の「しっくりくる」を見つけよう

テニスの持ち方に「絶対的な正解」はありません。しかし、基本となる型を知ることで、自分のミスが「技術のせい」なのか「握りのせい」なのかを判断できるようになります。

まずは現代テニスの王道である**「セミウエスタン」**から始めて、徐々に自分に馴染む形を微調整していきましょう。握り方が変われば、コートから見える景色も、打球音も驚くほど変わります。

ぜひ、次回の練習では自分の「人差し指の付け根」がどこの面にあるか、一度確認してみてください。それだけで、あなたのテニスは一歩進化するはずです。

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