テニスを始めようとショップに足を運んだ時、棚に並ぶシューズの価格差に驚いた経験はありませんか?5,000円を切る手頃なものから、2万円近いプロ仕様まで。「正直、どれを履いても同じじゃないの?」と感じるかもしれませんが、実はこの数千円の差が、翌日の膝の痛みや、試合中の「あと一歩」の踏ん張りを大きく左右します。
今回は、現役プレーヤーの視点から、テニスシューズの値段に隠された秘密と、賢い予算の立て方についてお伝えします。
テニスシューズの値段相場:あなたのステージはどこ?
テニスシューズの価格は、主に「使用されているテクノロジーの量」で決まります。自分のプレー頻度や目的に合わせて選ぶのが、最もコスパの良い買い方です。
1. レジャー・初心者向け(4,000円〜7,000円)
「まずは体験レッスンから」「年に数回、友人と楽しむ」という方はこの価格帯で十分です。DUNLOP テニスシューズ SPEEZAのようなエントリーモデルは、軽くて扱いやすいのが特徴。ただし、クッション性は最低限なので、ハードコートで激しく動くと足裏が疲れやすいという側面もあります。
2. 部活動・週1〜2回のスクール生向け(8,000円〜13,000円)
最もボリュームが多く、各メーカーがしのぎを削る激戦区です。YONEX パワークッション チームシリーズなどは、衝撃吸収性と耐久性のバランスが非常に優れています。部活で毎日練習するなら、このクラスの剛性がないと、1ヶ月で靴底がツルツルになってしまうことも珍しくありません。
3. 競技者・ハイエンドモデル(14,000円〜20,000円)
試合で勝ちたい、あるいは怪我のリスクを最小限に抑えたいなら、迷わずここです。ASICS ゲルレゾリューションなどのトップモデルを一度履くと、左右に振られた時の「止まりやすさ」と、踏み込んだ時の「反発力」の違いに感動するはずです。
安いシューズと高いシューズ、何が違うのか?
私が以前、安さ重視で選んだエントリーモデルから、1.5万円のハイエンドモデルに履き替えた時に感じた「3つの衝撃」を紹介します。
- 「横ブレ」の少なさ: 安いシューズは横に踏ん張った時にアッパー(足の甲を覆う部分)が伸びてしまいがちですが、高いシューズはガチッと足をホールドしてくれます。
- 翌日の疲労感: 独自のクッション素材(ASICS GELなど)の性能により、ふくらはぎの張りが劇的に軽減されました。
- ソールの寿命: 高いモデルは耐摩耗性に優れたゴムを使っているため、結果的に買い替え頻度が減り、長期的には節約になるケースも多いのです。
賢く安く手に入れる「型落ち」という選択肢
最新モデルにこだわりがないのであれば、**「型落ち(旧モデル)」**を狙うのが最強の節約術です。テニスシューズは1〜2年周期でカラーチェンジやマイナーチェンジが行われますが、劇的に性能が変わることは稀です。
例えば、新作が16,000円で出たタイミングで、前作のMizuno ウエーブエクシードが9,000円前後でセールにかかることがあります。機能はトップクラスのまま、値段だけが初心者向けクラスまで下がる。この「逆転現象」を狙わない手はありません。
まとめ:後悔しないための予算設定
「安物買いの銭失い」になりがちなのが、テニスシューズ選びの怖いところです。もしあなたが「これから本気で上達したい」と考えているなら、実売価格で1万円前後のモデルを基準に探してみてください。
自分の足に馴染む一足を見つければ、コートを駆け回るのがもっと楽しくなるはずです。
次は、自分の足に合った「正しいサイズの測り方」や「コート別ソールの見分け方」についてもチェックしてみませんか?


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