「テニスを始めたいけれど、硬式と軟式のどちらを選べばいいの?」という悩みは、部活動が始まる時期の学生さんや、新しい趣味を探している社会人の方からよく聞かれます。一見同じように見えるコートとネットですが、実際にラケットを振ってみると、その中身は驚くほど別物です。
今回は、中学・高校と軟式に打ち込み、大学から硬式に転向した私の実体験を交えながら、両者の決定的な違いと「あなたに合う選び方」をリアルにお伝えします。
道具とルールの決定的な違い:比較表でチェック
まずは基本情報を整理しましょう。数値上の違いを知ることで、実際のプレーがどう変わるのかが見えてきます。
| 項目 | 硬式テニス | 軟式テニス(ソフトテニス) |
| ボール | 黄色。フェルトに覆われ、重くて硬い | 白。ゴム製で中身は空気。軽く柔らかい |
| ラケット | 重厚感があり、ガットの面が広い | 軽量で振り抜きやすく、しなりが強い |
| 主な試合形式 | シングルス・ダブルスの両方 | ダブルスが主流(後衛・前衛の役割) |
| 得点数 | 15、30、40(フォーティー) | 1、2、3(ワン、ツー、スリー) |
硬式は世界共通のルールですが、軟式は日本発祥のスポーツで、主にアジア圏で親しまれているという背景があります。
【体験談】実際に打ってみて分かった「手の感触」と「体の使い方」
私が軟式から硬式に転向した際、最初に感じたのは「ボールの重さ」への衝撃でした。
硬式テニスは「弾き出す」爽快感
硬式ボールをラケットで捉えると、手にズシンと重みが伝わります。軟式のように「力任せに振る」だけではボールに負けてしまい、最初はコートのどこに飛んでいくか分かりませんでした。しかし、適切なフォームで芯(スイートスポット)を捉えた瞬間、テニスラケット 硬式から「パチン!」と放たれる弾丸のようなショットは、軟式では味わえない圧倒的なスピード感と快感があります。
軟式テニスは「吸い付く」コントロール性
一方で軟式は、ソフトテニスボールをラケットの面でグニュッと潰して運ぶような感覚です。ボールが軽いため、非力な子供や女性でもフルスイングしてコート内に収めることができます。前衛がネット際で「ボレー」を叩き込み、後衛がベースラインから深いロブで揺さぶる。このチームプレーの駆け引きは、軟式ならではの醍醐味です。
どちらを選ぶべき?キャリアと環境から考える
選ぶ際の最大のポイントは「将来どこでプレーしたいか」です。
1. 中学校の部活動で選ぶなら「軟式」
日本の公立中学校では、テニス部といえば「ソフトテニス(軟式)」を指すことがほとんどです。友達と一緒に成長し、団体戦で熱くなりたいなら、環境が整っている軟式が近道です。
2. 生涯スポーツや海外を視野に入れるなら「硬式」
大学のサークル、社会人向けのテニスクラブ、あるいは海外出張先でプレーしたいなら圧倒的に「硬式」が有利です。硬式テニスは世界中で共通のルールのため、テニスシューズ オールコートを一足持っていれば、世界中のどこでも対戦相手が見つかります。
軟式から硬式へ転向する人へのアドバイス
もし、あなたが中学で軟式をやっていて高校から硬式に変えるなら、少しだけ覚悟が必要です。軟式特有の「面を被せて打つ」癖が出ると、硬式ではボールがネットに刺さってしまいます。
まずは、テニス 練習機などを使って、下から上へスピンをかける感覚を養うのがコツです。最初は手のひらや手首が疲れやすいので、無理をせずゆっくり慣らしていきましょう。
まとめ:自分の「ワクワク」を優先しよう
- スピード感と世界基準を求めるなら「硬式」
- 仲間との連携と豪快なスイングを楽しむなら「軟式」
どちらが優れているということはありません。一度スポーツショップへ行き、テニスバッグを背負ってラケットを握ってみてください。その時、どちらのラケットを振っている自分にワクワクするか。その直感が、あなたを最高のテニスライフへと導いてくれるはずです。


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