テニスを楽しんでいる最中、「最近、なんだかボールが飛ばないな」「打った時の音が鈍い気がする」と感じたことはありませんか?それはラケットのせいではなく、ガット(ストリング)の寿命かもしれません。
多くの初心者が陥りがちなのが「ガットは切れるまで替えなくていい」という誤解です。しかし、実はガットこそがテニスのパフォーマンスを左右する最大の鍵。今回は、私の失敗談を交えながら、ガット張り替えのリアルな体験とスムーズな注文のコツをお伝えします。
張り替えたら別物!感動のビフォーアフター体験
私が初めてガットを張り替えた時の衝撃は今でも忘れられません。半年以上放置し、表面がささくれた状態のラケット。ショップに持ち込み、定番のテクニファイバー X-ONE バイフェイズに張り替えてもらった翌日の練習、最初のひと振りで確信しました。
「パチーン!」という突き抜けるような高い打球音。手に伝わる不快な振動が消え、軽く振るだけでボールが面白いように伸びていく。それまでは、飛ばないガットを補おうとして無理に力を入れ、手首を痛めかけていたことに気づかされました。ガットを新しくするのは、まさにラケットに「新しい命」を吹き込む作業なのです。
いつ替えるべき?見逃してはいけない3つのサイン
「まだ切れていないから」と放置するのは、溝がツルツルのタイヤで走り続けるようなものです。以下のサインが出たら、すぐにショップへ向かいましょう。
- 「3ヶ月〜半年」という期間の壁: ガットは張った瞬間から劣化(テンションロス)が始まります。週1回のプレーヤーでも、3ヶ月経てば本来の弾力は失われます。
- ノッチ(溝)の発生: ガットが交差している部分を指で動かしてみてください。深い溝ができていたら、それは限界のサインです。
- 打球音の変化: 高い金属音が消え、湿ったような鈍い音に変わったら、エネルギーロスが起きています。
どこで頼む?場所別のメリット・デメリット比較
張り替えをどこに頼むべきか、私の経験をもとに比較表にまとめました。
| 依頼先 | 費用の目安(工賃) | 納期 | こんな人におすすめ |
| テニス専門店 | 1,500円〜2,500円 | 即日〜3日 | 専門的なアドバイスが欲しい、こだわりたい人 |
| 大型スポーツ店 | 1,000円〜2,000円 | 3日〜1週間 | 買い物ついでに安く済ませたい人 |
| テニススクール | 1,500円〜2,000円 | 次回レッスンまで | 運ぶ手間を省きたい忙しい人 |
初心者の方こそ、まずは「テニス専門店」へ行くことを強くおすすめします。店員さんはプロ。あなたの悩みを聞いて、最適なガットを選んでくれます。
初めてのショップ注文、3つのステップ
ショップに行く際、身構える必要はありません。以下の3ステップでスムーズに注文できます。
1. ラケットはそのままでOK
「古いガットは切って持っていくべき?」と悩む方がいますが、そのままで大丈夫です。ガットの状態を見ることで、店員さんがあなたの「打ち方のクセ」を判断してくれることもあるからです。
2. 「今の不満」を言葉にする
ガットの種類がわからなくても、「もっと楽にボールを飛ばしたい」「コントロールを良くしたい」「腕に優しいものがいい」と伝えるだけで、プロはゴーセン ミクロスーパーのような扱いやすい定番モデルを提案してくれます。
3. テンション(強さ)は「標準」から
迷ったら「45〜50ポンドで」と伝えましょう。これが基準となります。次に張り替えるとき、「もう少し硬く(または柔らかく)」と調整していくのが上達のコツです。
こだわり派の終着駅「セルフ張り」の魅力
テニスにのめり込むと、自分で張り替える「ホームストリンガー」という選択肢も見えてきます。私もスピンジャパン ストリングマシンを購入して自宅で張っていますが、1回あたりのコストがガット代(数百円〜)のみになるのは大きな魅力です。何より、試合前夜に納得いくまで調整できる安心感は、一度味わうと戻れません。
まとめ
ガットの張り替えは、単なるメンテナンスではなく「テニスをもっと好きになるための儀式」です。もし今、あなたのラケットが半年以上そのままなら、ぜひ一度ショップを訪れてみてください。
リフレッシュされたラケットでコートに立てば、あなたのテニスはもっと自由に、もっと楽しくなるはずです。
次は、あなたのプレースタイルに合わせた「ガットの種類と素材の選び方」について詳しく解説しましょうか?


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