「テニスシューズを履くと、靴の中で足が左右に動いてしまう」「しっかり紐を締めているのに、激しいフットワークのたびに親指が靴の先端に当たって痛い」……。そんな悩みを抱えているなら、あなたの足は「幅狭(ナロー)」タイプかもしれません。
多くのテニスシューズは日本人の平均的な足型に合わせて「3E(ワイド)」や「2E(標準)」で作られています。しかし、私のように足の厚みがなく細身のプレイヤーにとって、ワイド設計のシューズは上達を妨げる大きな壁になります。今回は、実体験から得た「幅狭テニスシューズ選びの極意」と、細身の足にシンデレラフィットする厳選モデルをご紹介します。
なぜ「幅狭」の人が標準モデルを履くと危険なのか?
テニスは急なストップ&ゴーを繰り返すスポーツです。足幅が合っていないと、靴の中で足が泳いでしまい、踏ん張りが利きません。それどころか、過度な摩擦でマメができたり、最悪の場合は捻挫や外反母趾を悪化させる原因にもなります。
私もかつて、デザインだけで選んだ標準幅のシューズを履いてプレーしていましたが、試合の後半になると足裏の疲れがピークに達し、パフォーマンスが激減。しかし、自分の足が「幅狭」だと気づき、ナローモデルに変えてからは、コートを掴む感覚が劇的に変わり、フットワークの不安が一切なくなりました。
【ブランド別】幅狭プレイヤーが選ぶべき逸品
1. 圧倒的な信頼感「アシックス」のナローモデル
国内ブランドの中でも、唯一無二のフィット感を提供してくれるのがアシックスです。特に「スリム(Narrow)」と明記されているモデルは、かかとのホールド感から土踏まずの絞り込みまで、細身プレイヤーのために計算し尽くされています。
スピード重視ならアシックス ソリューションスピード FF 3 スリム、安定性を求めるならアシックス ゲルレゾリューション 9 スリムが間違いありません。履いた瞬間に「これだ!」と声が出るほどの密着感です。
2. 欧米ブランドの「タイトな設計」を狙う
アディダスやナイキなどの海外ブランドは、もともとの足型(ラスト)が細身に設計されていることが多いのが特徴です。
特におすすめなのがアディダス バリケード。アッパー素材が硬めでしっかりしており、シューレースを締め上げることで、足全体を強力にラッピングしてくれます。また、ナイキ コート エア ズーム ヴェイパーシリーズも、土踏まずのアーチがシャープで、細身の足に吸い付くような感覚を与えてくれます。
3. ヨネックスの「スリム」という選択肢
日本人の足を知り尽くしたヨネックスも、スリムモデルに力を入れています。ヨネックス パワークッション ソニケージ 3 ウィメンなどは、女性の華奢な足や、ジュニア上がりの細身な男性にもフィットしやすい絶妙な幅感です。
シューズのフィット感をさらに高める「裏技」
もし、ナローモデルを履いてもまだ少し隙間を感じる場合は、以下の工夫を試してみてください。
- ヒールロックで結ぶ: 2つある一番上の紐穴を使って、かかとをガッチリ固定する結び方です。これだけで前滑りが激減します。
- 高機能インソールへの交換: シダス テニス インソールのような立体的な中敷きに変えることで、靴全体の容積を微調整し、フィット感を格段に向上させられます。
- 厚手のテニス専用ソックス: 5本指タイプや、ヨネックス 3Dエルゴソックスのようにクッション性の高いものを選ぶことで、ミリ単位の隙間を埋めることができます。
最後に
テニスシューズ選びは、ラケット選び以上に重要です。自分の足が「細い」という特性を理解し、正しい幅(ワイズ)のシューズを選ぶだけで、あなたのフットワークはもっと軽快に、そして攻撃的になれるはずです。
店頭で試し履きをする際は、必ず実際にプレーする時と同じソックスを持参しましょう。そして、つま先だけでなく「横幅のホールド感」を最優先にチェックしてみてください。あなたのテニスライフを変える最高の一足に出会えることを願っています。


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