「テニスシューズなんてどれも同じでしょ?」かつての私はそう思っていました。しかし、オムニコートでオールコート用を履いて派手に滑り、足首を捻りかけたあの日から考えは一変。テニスシューズは単なる靴ではなく、あなたのフットワークを守り、ショットの威力を最大化させる「ギア」なのです。
今回は、私が数多のシューズを履き潰してきた経験と、最新の技術動向を踏まえ、失敗しないテニスシューズ選びの決定打を伝授します。
後悔しないテニスシューズの選び方|3つの重要ポイント
テニスショップの壁一面に並ぶシューズを前に立ち尽くす前に、まずはこの3点を頭に叩き込んでください。
サーフェス(コートの種類)で選ぶ
日本のテニス環境において、最も重要なのがソールの選択です。
- オムニ・クレーコート用: 砂入り人工芝や土のコートで、滑りすぎず適度にグリップする砂噛みの良いソールです。
- オールコート用: 主にハードコート向け。耐久性が高く、硬い地面でのストップ&ゴーに対応します。
- カーペット用: インドアスクールに多い絨毯のようなコート専用。溝が少なく、引っかかりを抑えて転倒を防ぎます。
足の形とサイズ感
「幅広(3E・4E)」なのか「スリム(2E以下)」なのかを知るだけで、プレー中の痛みは激減します。また、つま先には5mmから1cm程度の余裕を持たせるのが、爪を死守する鉄則です。
プレースタイル
ベースラインで粘るタイプなら左右の動きに強い「安定性重視」、ネットプレーが多いなら「軽量・スピード重視」を選びましょう。
【徹底比較】主要テニスシューズメーカーの特徴と傾向
実際にコートで感じた感触をもとに、主要3大メーカーを比較しました。
| メーカー | 特徴 | 履き心地のリアルな感想 |
| アシックス | 世界シェア誇る安定感 | 「絶対にブレない」という安心感がある。ハードな動きでも足が靴の中で遊ばない。 |
| ヨネックス | 日本人に寄り添う衝撃吸収 | 生卵を落としても割れないクッションが膝に優しい。長時間プレーしても疲れにくい。 |
| ミズノ | 日本ブランドらしいフィット感 | 履いた瞬間、素足に近い感覚。フットワークが一段階速くなったように感じる。 |
【2026年最新】サーフェス別おすすめテニスシューズ比較
ここからは、今シーズン絶対にチェックしておくべきモデルを具体的に紹介します。
オムニ・クレーコート用:グリップ力と安定性の極み
砂の上で力強く踏み込むなら、やはりアシックス ゲルレゾリューション 9 OCが筆頭候補です。横方向への剛性が凄まじく、外側に力が逃げません。
もう少し軽快さが欲しいなら、ヨネックス パワークッション エクリプション 5がおすすめ。足との一体感が素晴らしく、切り返しの一歩がスムーズに出ます。
オールコート用:ハードコートを制するタフな一足
ハードコートでの激しい摩擦に耐えるならアディダス バリケードの右に出るものはありません。ソールが厚く、独特の安定感があります。
日本人の標準的な足幅で、かつバランスを重視するならミズノ ウエーブエクシード 5。軽量ながらしっかりとしたホールド感があり、どんなプレーにも対応してくれます。
最後に:テニスシューズは「消耗品」と割り切るべし
どんなに高機能なシューズも、ソールの溝がなくなればただの滑りやすい靴です。週2回のプレーヤーなら、約半年から1年が寿命の目安。親指の付け根あたりのパターンが消えてきたら、迷わず買い替えを検討してください。
新しいシューズに足を入れた瞬間の、あの地面を掴む感覚。それがあなたのテニスを劇的に変えてくれるはずです。
次は、あなたの足にぴったりの一足を見つけるために、実際にショップで「午後の足がむくんだ時間帯」に試着してみることをお勧めします。


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