テニスコートに立ってから「なんだか今日のフットワーク、しっくりこないな」と感じたことはありませんか?実はその原因、シューズの性能不足ではなく、たった一本の靴紐の通し方にあるかもしれません。
激しい左右の切り返しや急ストップが連続するテニスにおいて、足とシューズの一体感は命です。私自身、かつては買った時のままの紐の状態でプレーしていましたが、アシックス テニスシューズを新調した際に通し方を一工夫しただけで、翌日の筋肉痛の出方や切り返しの鋭さが劇的に変わった経験があります。
今回は、初心者から競技者まで知っておくべき、テニスシューズのポテンシャルを最大限に引き出す紐の通し方を徹底的に深掘りします。
基本のキ:あなたはどっち派?オーバーラップとアンダーラップ
まずは基本となる2つのスタイルをおさらいしましょう。これだけで履き心地の基礎が決まります。
1. ガッチリ固定!オーバーラップ
穴の上から下へ紐を通す方法です。紐が重なり合うことで摩擦が生まれ、プレー中に紐が緩みにくいのが最大の特徴です。
- こんな人に最適: 試合中に足が靴の中で動くのを嫌う競技志向の方。
- 体感のコツ: 全体的にタイトなホールド感が出るため、ヨネックス パワークッションのようなクッション性の高いモデルと合わせると、適度な締め付けで最高のフィット感が得られます。
2. 優しくフィット!アンダーラップ
穴の下から上へ紐を通す方法です。圧迫感が少なく、足の動きに合わせて紐が適度に動いてくれます。
- こんな人に最適: 足の甲が痛くなりやすい方や、長時間の練習でも疲れにくい快適さを求める方。
【悩み別】痛みを解消し、安定感を爆上げする裏技
「親指の付け根が痛い」「かかとが浮いて不安」といった具体的な悩みは、通し方のアレンジで解決できることが多いです。
かかとの浮きをゼロにする「ヒールロック(ダブルアイレット)」
テニスシューズの一番上の穴、一つだけポツンと余っていませんか?あれは飾りではありません。
- 一番上の二つの穴を使って、外側に小さな「輪っか」を作ります。
- 反対側の紐の端を、その輪っかに通して締め上げます。これをやるだけで、かかとが吸い付くように固定されます。特にアディダス バリケードのような剛性の高いシューズでこれを試すと、足首の安定感が別次元になります。
甲高・幅広さんのための「パラレル・スペース」
特定の場所が当たって痛い場合は、その部分だけ紐を交差させず、横に流してスペースを作りましょう。
「紐は必ずバッテンにしなければならない」という固定観念を捨てると、ミズノ ウェーブエクシードなどの幅広設計モデルがさらに魔法のような履き心地に変わります。
実践!最後の一締めで決まる「結び方」のこだわり
通し方が完璧でも、結びが甘ければ意味がありません。
私が愛用しているのは「イアン結び」という手法です。慣れれば一瞬で結べる上に、激しいダッシュを繰り返してもまず解けません。
また、締める強さにもコツがあります。
- つま先側: 指が少し動かせるくらい、ややゆとりを持たせる。
- 足首側: ここが心臓部です。グッと力を込めて、シューズと足首を一体化させます。
まとめ:自分の足と対話する楽しさを
テニスシューズの紐を通し直す作業は、少し面倒に感じるかもしれません。しかし、自分の足の形に合わせてミリ単位で調整したシューズは、あなただけの最強の武器になります。
もし今、足の痛みや違和感を抱えながらテニスボールを追いかけているのなら、一度すべての紐を解いてみてください。新しい通し方でコートに立った瞬間、最初の一歩が驚くほど軽く感じられるはずです。
次は、実際にヒールロックを試した際の手順を、写真付きのようなイメージで具体的に解説していきましょうか?


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