テニスの試合に出始めたばかりの頃、誰もが一度は戸惑うのが「どのタイミングで反対側に移動するのか?」というルールです。テレビでプロの試合を見ていると、ベンチに座って優雅にバナナを食べているシーンをよく見かけますが、実際の市民大会や部活動では、この「コートチェンジ(エンドチェンジ)」が単なる移動以上の意味を持ちます。
私自身、真夏の試合でコートチェンジの戦略を誤り、スタミナ切れで逆転負けを喫した苦い経験があります。今回は、ルールブックには載っていない「現場のリアルな体験」を交えながら、SEO視点でも重要なコートチェンジの極意を解説します。
1. コートチェンジの基本:合計が「奇数」になったら動く
テニスのコートチェンジは、各セットのゲーム数の合計が「1、3、5……」と奇数になったタイミングで行います。
- 第1ゲーム終了後: 最初の交代。ただし、この時はベンチに座って休憩することはできません。
- それ以降の奇数ゲーム終了後: 90秒間の休憩が認められます。
- セット終了時: セットの合計ゲーム数が偶数(例:6-4で終了)なら、そのセットの最後には移動せず、次のセットの第1ゲームが終わってから移動します。
初心者のうちは、スコアを数えるのに必死で交代を忘れがちです。「奇数になったら、ネットの向こうへ」と合言葉のように覚えておきましょう。
2. タイブレークという「特殊な時間」
試合が白熱し、ゲームカウントが6-6になった際に行われる「タイブレーク」。ここではルールがガラリと変わります。
タイブレークでは、両者のポイント合計が**6の倍数(6、12、18……)**になった時にコートを交代します。
この時、通常のコートチェンジと違って「休憩時間」はありません。水分を一口含んだら、すぐに反対側のコートへ走るのがマナーです。私は以前、タイブレークの6ポイント目でうっかりベンチに座ってしまい、審判から注意を受けてリズムを崩したことがあります。ここは要注意ポイントです。
3. 実体験から学ぶ「勝てる人」のコートチェンジ術
単なる移動時間と捉えるか、勝機を見出す時間と捉えるか。ここで大きな差がつきます。
太陽と風を味方につける
コートを移動するということは、今まで「追い風」だったのが「向かい風」に、あるいは「眩しい太陽」が正面に来ることを意味します。
私はコートチェンジの際、必ず相手のサイドに落ちているボールの跳ね方や、風に煽られる木の葉をチェックします。もし逆光になるなら、あらかじめテニス用サングラスを準備しておくか、帽子を深く被り直すといった小さな準備が、次のゲームのサービスキープに直結します。
90秒間のルーティン
プロ選手がベンチでタオルを被っているのは、視覚情報を遮断して集中力を高めるためです。
市民大会のレベルでも、まずはスポーツタオルでしっかりと顔の汗を拭き、呼吸を整えるだけで脳がクリアになります。私はこの時間に、必ず保冷ボトルに入れたスポーツドリンクを口に含み、前のゲームでのミスを「今のサイドに置いてきた」と自分に言い聞かせるようにしています。
道具のメンテナンス
グリップが滑ってミスをした経験はありませんか?コートチェンジは、グリップテープを巻き直したり、汗で湿った手をグリップ用滑り止め粉でケアしたりする絶好のチャンスです。
4. スムーズな進行のためのマナー
テニスは紳士のスポーツです。コートチェンジの際、相手がネットを越えるのを待ってから自分も移動する、あるいはスコアを大きな声でコールして相互確認を行うといった振る舞いは、試合の雰囲気を良くします。
険悪なムードでのコートチェンジは、精神的な疲労を倍増させます。たとえ負けていても、堂々と、かつ速やかに移動する。それが結局は自分のリズムを取り戻す近道になります。
まとめ
テニスのコートチェンジは、単なる場所の入れ替えではありません。
- 奇数ゲームで交代する正確な知識
- 環境の変化(風・光)への適応
- 心身をリセットする90秒の活用
これらを意識するだけで、あなたのテニスはもっと知的で、戦略的なものに変わるはずです。次の試合では、ベンチに置いたテニスラケットバッグの横で、最高の「リセット」を実践してみてください。


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