「テニスをすると、靴の中で足が左右にズルッと滑る」「しっかり踏ん張りたいのに、シューズとの一体感がない」……。そんな悩みを抱えながらプレーしていませんか?
実は私も、かつてはその一人でした。テニススクールに通い始めた頃、店員さんに勧められるがまま「ゆったり履ける」幅広シューズを選んで大失敗。激しいフットワークのたびに足が遊び、マメや靴擦れが絶えませんでした。テニスは「足のスポーツ」と言われるほど激しい前後左右の動きが求められます。足幅が細い「スリム足」の方にとって、適切なワイズ(足囲)のシューズを選ぶことは、単なる快適さの問題ではなく、パフォーマンス向上と怪我予防に直結する死活問題なのです。
今回は、細身の足に悩むプレーヤーに向けて、私が実際に試して「これだ!」と感じたモデルや、失敗しない選び方の極意を徹底解説します。
自分の足は本当に「細身」?まずはワイズを知ることから
まず、日本人の多くは「自分は幅広・甲高だ」と思い込む傾向がありますが、最近は欧米人のような細身の足を持つ人が増えています。テニスシューズの標準的なワイズは「2E」や「3E」が多いですが、細身の方は「D」や「E」といった規格を探す必要があります。
計測のポイントは、荷重がかかった状態の足幅です。もし市販のシューズで紐を限界まで締め上げても、甲の部分に生地が余ってシワが寄るようなら、あなたは間違いなくスリムモデルを選ぶべき「細身足」の持ち主です。
ブランド別!スリム足にフィットする厳選モデル
細身のシューズを探す際、私が絶大な信頼を置いているのがアシックスです。このブランドの素晴らしい点は、同じモデルでも「スリム(Narrow)」と「スタンダード」を明確に分けて展開していることです。
圧倒的な安定感:アシックス ゲルレゾリューション スリム
ベースラインで粘り強く戦うプレーヤーには、この一足が最適です。サイドのホールド感が凄まじく、激しい切り返しの際も足が全くブレません。スリムラスト(足型)を採用しているため、踵から中足部にかけての吸い付きが別次元です。
スピード重視なら:アシックス ソリューションスピード FF スリム
前後のダッシュを多用するネットプレーヤーなら、こちら。驚くほど軽く、それでいてタイトなフィット感が持続します。
また、海外ブランドも細身の方には心強い味方です。例えばアディダスは、全体的に土踏まずのアーチが高く、幅も絞り込まれた設計が多いのが特徴。特にアディダス バリケードやアディダス ウーバーソニックは、足を包み込むソックスのような構造で、細い足でも隙間を感じさせません。
フランスの老舗バボラも外せません。欧米人向けの木型をベースにしているため、日本製の標準モデルが緩いと感じる方にはバボラ プロパルスシリーズが驚くほどしっくりくるはずです。
フィット感をさらに高める「現場の知恵」
自分に合うシューズを見つけたら、仕上げは「履き方」と「小物」です。
- ヒールロック(伊達締め)を活用する一番上の紐を通す穴が2つ並んでいるのを見たことはありませんか?あれは「ヒールロック」という結び方のためのものです。これを使うだけで、踵の浮きが劇的に抑えられ、細身の足でもシューズとの一体感が倍増します。
- 高機能インソールへの交換もし土踏まずの部分に隙間を感じるなら、シダス インソールなどの高機能なものに差し替えてみてください。足裏のアーチを支えることで、横幅の遊びを物理的に埋めるだけでなく、疲労軽減にもつながります。
- ソックスは「厚手」かつ「滑り止め付き」を細身の人は、薄いソックスだと靴の中で滑りやすくなります。ヨネックス テニスソックスのような、クッション性があり足裏にグリップが効いたものを選ぶのが鉄則です。
最後に:最高の「相棒」でコートを駆け抜けよう
テニスシューズは、あなたとコートを繋ぐ唯一の接点です。足が細いからと諦めて、サイズの合わない靴を履き続けるのはもう終わりにしましょう。
自分のワイズを正しく理解し、アシックスのスリムモデルや海外ブランドのタイトな設計を味方につければ、これまで一歩届かなかったボールにも、自信を持って踏み込めるようになるはずです。あなたのフットワークは、正しい一足を選ぶことで、もっと劇的に、もっと自由に進化します。
次回の練習には、足裏から指先までピタッと吸い付く「最高の相棒」を連れて行きませんか?
この記事の内容をもとに、現在の足のサイズに最適なインソールの選び方や、各ブランドの最新モデルの比較表を作成することも可能です。さらにお手伝いが必要な場合はお知らせください。


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