プリンス ファントム(2024/25)インプレ|劇的進化した「究極の薄ラケ」を徹底比較!選び方と体験談を公開

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テニス界で「最も薄く、最も美しく、そして最も難しい」と言われてきたラケット、それがプリンス ファントムシリーズです。2024-2025年モデルでは、新素材「Zylon(ザイロン)」を搭載し、これまでの常識を覆す進化を遂げました。

「薄ラケは好きだけど、パワー不足が気になる」「肘に優しいラケットを探している」という方に向けて、実際に複数のモデルをコートで打ち込んできたリアルな体験談を交え、その魅力と選び方を徹底解説します。


1. 驚異の16.5mmが生み出す「しなり」の正体

初めてPHANTOM 100を手に取ったとき、まず驚くのはそのフレームの薄さです。現代の主流が24mm〜26mmであることを考えると、16.5mmというスペックは驚異的。

実際にスイングしてみると、ボールをインパクトした瞬間にフレームがグニャリと「しなる」感覚が手に伝わります。これは、単に柔らかいだけではありません。新素材ザイロンの採用により、しなった後に素早く復元する「強さ」が加わりました。

以前のモデルでは「しなりすぎてボールが飛ばない」と感じる場面もありましたが、今作はボールを深くまで運びきれる芯の強さを感じます。

2. 【体験インプレ】主要4モデルを打ち比べて分かったこと

PHANTOM 100:フラットドライブの精度が極まる

「これぞファントム」というスタンダードモデル。ストロークでは、ボールをガットに乗せてから放つようなホールド感が抜群です。強打してもバックアウトする気がせず、ライン際でストンと落ちるショットが連発できました。

PHANTOM O3 100:振り抜きと優しさの魔法

プリンス独自の「O3ポート」を搭載したモデル。空気抵抗が極めて少なく、スイングスピードが一段階上がります。オフセンターで捉えてしまった際も、嫌な振動が全くと言っていいほど手に残りません。肘の痛みに悩むプレーヤーには、これ以上の選択肢はないでしょう。

PHANTOM GRAPHITE 107:ダブルス最強の武器

伝統のクロスバーが入ったグラファイト。107インチというサイズからは想像できないほど操作性が高く、特にボレーでのタッチが秀逸です。ネット際で「ここに落としたい」と思った場所へ、吸い込まれるようにボールが飛んでいく快感は中毒性があります。

PHANTOM 100P:競技者のための精密機械

最も重厚で、自分からしっかりスイングできる人向けのモデルです。面安定性が極めて高く、相手の強打に対しても面が負けません。コントロール精度はシリーズ随一で、まさにピンポイントでコースを射抜く感覚です。

3. 前作(2022年モデル)との決定的な違い

前作の愛用者として最も感じたのは、「スイートスポットの広がり」です。これまでは「外すと飛ばない」というシビアさがありましたが、2024/25モデルはザイロンの効果か、多少打点が乱れてもパワーがロスされにくい印象を受けました。

また、打球音がより澄んだ音になり、ショットの感触がダイレクトに脳に伝わるような「打感の透明度」が上がっています。

4. 失敗しないための選び方ガイド

  • 「とにかく打球感重視、コントロールを楽しみたい」PHANTOM 100 を選べば間違いありません。
  • 「ボレーを極めたい、楽にボールを飛ばしたい」PHANTOM GRAPHITE 107 の安心感が救世主になります。
  • 「スイングスピードを上げて、スピンで攻めたい」PHANTOM O3 100 がその願いを叶えます。

5. 相性の良いセッティング

このラケットの柔らかさを活かすなら、ガット選びも重要です。

おすすめはプリンス エンブレムコントロールのような柔らかいナイロンガット。ホールド感をさらに強調できます。

ポリを張るなら、プリンス ツアーXXスピンを、普段より2〜3ポンド低めに張ることで、ファントム特有の「ボールを潰す感覚」を最大限に引き出せます。

まとめ

プリンス ファントムは、単なる「薄いラケット」の枠を超え、プレーヤーの感性をコートに表現するための精密な楽器のようです。

「今のラケットは弾きすぎてコントロールが難しい」と感じているなら、一度このしなりを体験してみてください。一度でも芯で捉えた時の「極上の打感」を味わってしまうと、もう他のラケットには戻れなくなるかもしれません。

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