テニスシューズでマラソンは可能?走る時のリスクとランニングシューズとの違いを専門家が徹底解説します

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「テニス部に入ったばかりで、外周を走るのにもテニスシューズを使っていいのかな?」「テニスシューズは頑丈そうだし、フルマラソンもいけるんじゃない?」

そんな疑問を抱いている方は少なくありません。実は私も、かつてテニスに熱中していた頃、履き替えるのが面倒でテニスシューズのまま5kmのロードワークに出かけ、翌日に膝を痛めて後悔した経験があります。

一見するとどちらも「運動靴」ですが、その中身は全くの別物。この記事では、私の手痛い失敗談と専門的な視点を交え、テニスシューズをマラソンに流用するリスクと、後悔しないためのシューズ選びについて本音で解説します。


そもそもテニスシューズとランニングシューズは何が違うのか?

テニスシューズでアスファルトを走ると、まず感じるのが「足の重さ」と「硬さ」です。これには明確な理由があります。

1. 「横の動き」vs「縦の動き」

テニスシューズは、激しい左右の切り返しや急ストップに耐えられるよう、サイドの剛性が非常に高く設計されています。一方でマラソン用のランニングシューズは、前方向へのスムーズな体重移動をサポートすることに特化しています。テニスシューズで走ると、まるで「重い箱」を履いて走っているような違和感を覚えるのは、この設計思想の違いによるものです。

2. 衝撃吸収の仕組み

テニスコート(特にオムニやクレー)は、アスファルトに比べれば衝撃を逃がしやすい環境です。そのため、テニスシューズはクッション性よりも「安定性」を重視します。一方、マラソンは硬い地面を何万回と叩き続けるスポーツ。ランニング専用のランニングシューズに備わっているような、反発力と衝撃吸収を両立したミッドソールが、テニスシューズには不足しています。


私の失敗談:テニスシューズで走り続けた結果

私が大学のテニスサークル時代、テニスシューズ オールコート用を履いたまま毎日30分のランニングを続けていた時の話です。

最初の1週間は「少し足が重いな」程度でした。しかし2週間が過ぎる頃、階段を降りるたびに膝の外側に鋭い痛みが走るようになりました。いわゆる「ランナー膝」です。さらに、テニスシューズのアッパー(足の甲を覆う部分)が硬いため、足の指が不自然に圧迫され、親指の爪が真っ黒に変色してしまいました。

テニスシューズは「踏ん張る」ための靴であり、「転がす」ための靴ではありません。無理にマラソンに使用すると、体の方がシューズの硬さに負けてしまうのです。


どうしても兼用したい場合の「落とし所」

「それでも荷物を増やしたくない」「少し走るだけ」という方もいるでしょう。その場合は、以下のような条件付きで判断することをおすすめします。

  • 15分以内のアップならOK:コート周辺を軽くジョギングする程度なら、怪我のリスクは低いです。
  • 「マルチトレーニングシューズ」を検討する:もし本格的なテニスの試合に出る予定がなく、ジムでの運動や軽いランニングがメインなら、ナイキ メトコンのような多目的モデルを選ぶのも一つの手です。

しかし、もしあなたが「これから10kmの大会に出る」「本格的にダイエットで走り込む」という目標を持っているなら、迷わずアシックス ゲルカヤノアディダス ウルトラブーストといった、信頼できるランニング専用モデルを手に入れてください。


結論:あなたの足を守れるのはシューズだけ

テニスシューズでマラソンを走ることは、雪道を夏タイヤで走るようなものです。走れないことはありませんが、常にスリップ(怪我)の危険がつきまといます。

私自身の苦い経験から言えるのは、「道具をケチって治療費を払うことになるのが一番もったいない」ということです。テニスにはテニスの、マラソンにはマラソンの良き相棒を選んであげてください。それが、長くスポーツを楽しむための最短ルートです。

まずは、自分の足型を測定してくれるショップで、一足のランニング専用ソックスと自分に合ったシューズを試着することから始めてみてはいかがでしょうか。

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