テニススクールの門を叩いたあの日、私が一番悩んだのが「道具選び」でした。真っ白なコートを前に、どんなラケットを手に取り、どんなシューズで駆け出すべきか。ネットには膨大な情報が溢れていますが、結局のところ、自分のレベルや通う環境に合っていなければ宝の持ち腐れになってしまいます。
まずはラケット選びから。初心者の頃、私は「プロが使っているから」という理由だけで重いモデルを選び、一週間で手首を痛めた苦い経験があります。一般的に、最初の1本はバボラ ピュアドライブのような、いわゆる「黄金スペック」と呼ばれるモデルが最適です。重量は300g前後、面の大きさは100平方インチ。この基準を軸にすることで、少ない力でもボールが飛ぶ感覚を掴めるようになります。もし少し力に自信がない女性やジュニアの方であれば、さらに軽量なヨネックス イーゾーン 100Lなどが扱いやすく、振る楽しさを実感できるはずです。
そして、ラケット以上に「怪我防止」の観点で妥協してはいけないのがシューズです。テニスは前後左右に激しくストップ&ゴーを繰り返すスポーツ。普通のランニングシューズでは、サイドステップの際に足首を捻るリスクが非常に高いのです。選ぶ際の絶対条件は、プレイするコートの地面(サーフェス)に合わせること。多くの日本のスクールや公営コートで採用されている「砂入り人工芝(オムニ)」なら、アシックス ゲルレゾリューション オムニコート用のように、裏面にしっかりとした突起があるタイプを選んでください。一方で、ハードコートで滑りすぎるのを防ぐならアディダス バリケードなどのオールコート用が頼りになります。
予算に関しては、ラケットとシューズ、さらにウィルソン ラケットバッグなどを揃えると、だいたい3万円から5万円程度が目安になります。「いきなり新品の最新モデルは……」と尻込みしてしまうなら、一世代前の型落ちモデルを狙うのも賢い選択です。中身のテクノロジーは数年では劇的には変わりません。
大切なのは、スペックの数字に踊らされるのではなく、実際に手にした時のワクワク感や、履いた時の「これなら走れる」という直感です。お気に入りのナイキ テニスウェアに身を包み、自分に馴染むギアでコートに立つ。その瞬間、あなたのテニスライフは最高の結果に向けて動き出します。自分にぴったりの相棒を見つけて、ぜひ爽快な汗を流してください。


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