テニスコートでベースラインから一歩も引かずにラリーを支配したい。そんな僕らベースライナーにとって、シューズに求めるのは「絶対的な安定感」ですよね。今回、アシックスの看板モデルが10代目の節目を迎え、GEL-RESOLUTION Xとして登場しました。
僕も長年このシリーズを履き潰してきましたが、今回の「X」は正直、これまでの進化の過程とは一線を画す「優しさ」と「強さ」が同居した仕上がりになっています。実際にコートで激しい切り返しを試した感触を交え、その全貌をシェアします。
衝撃の足入れ感。進化した「DYNAWALL」と「FF BLAST PLUS ECO」
まず足を入れた瞬間に驚いたのが、ミッドソールの感触です。今作からFF BLAST PLUS ECOが採用されたことで、これまでのゲルレゾシリーズ特有の「硬派でカッチリした接地感」に、少しモチッとした反発力が加わりました。
特筆すべきは、サイドの壁となって足を支える「DYNAWALL」の改良です。小指側のパーツに絶妙なくり抜きが施されており、横への激しいストップ&ゴーの際、これまでは「ガツン」と当たっていた衝撃が、今作では「グニュッ」と受け止めてから押し返してくれる感覚に変わっています。この「遊び」があるおかげで、試合後半になっても足の外側が痛くなりにくい。これは週末プレーヤーにとっても大きな恩恵です。
メンズモデルのサイズ感:前作「9」ユーザーは要注意?
GEL-RESOLUTION X メンズを選ぶ際に最も気をつけるべきは、そのフィット感の変化です。
今作では新しく「DYNALACING」というシューレース構造が導入されています。紐を締め上げることで、足の甲全体を包み込むような一体感が生まれますが、前作のGEL-RESOLUTION 9に比べると、指先周りの空間にわずかなゆとりを感じる設計になっています。
- 幅広・甲高の方: 普段通りのサイズで、最高のフィット感を味わえるはずです。
- 足が細めの方: 前作でジャストだった方は、今作だと少し「遊び」が大きく感じるかもしれません。シューレースで調整可能ですが、不安なら0.5cm下げたサイズも一度試着することをおすすめします。
実際にハードコートで振り回してみた感想
実際にハードコートで、左右に振られる展開を想定して動いてみました。特筆すべきは「安定感の質」です。
GEL-RESOLUTION Xは、踏み込んだ瞬間にソールの接地面がガバッと広がるような安心感があります。まるで足の裏がコートに吸い付くような感覚。特にバックハンドのオープンスタンスで踏ん張ったとき、靴の中で足が一切ズレないため、パワーが逃げずにボールへ伝わるのが実感できます。
また、アッパーの耐久性についても、樹脂補強がより緻密になり、ハードなスライディングを多用するプレーヤーでも納得のタフさを備えています。
結論:この一足がテニスを変えるか
GEL-RESOLUTION Xは、単なるマイナーチェンジではありません。これまでの「重厚な鎧」のような安心感に、「現代的な軽快さとクッション性」が融合した、まさに10代目にふさわしい傑作です。
「足元がフラついてショットが安定しない」「もっと力強い踏み込みがしたい」と悩んでいるなら、このアシックス テニスシューズは最強の相棒になってくれるでしょう。一度この安定感を味わうと、もう他のシューズには戻れないかもしれませんよ。
次は、あなたのプレースタイルに合わせて、オールコート用かオムニ・クレー用のどちらが最適か、一緒にチェックしてみませんか?


コメント