テニスコートに立った瞬間、足元がズルッと滑ってヒヤッとした経験はありませんか?特に日本のテニス環境で最も多い「砂入り人工芝(オムニコート)」は、シューズ選び一つでプレーの質が劇的に変わります。私もかつて、適当に選んだオールコート用で試合に出場し、踏ん張りが効かずに大事なポイントを落とした苦い経験があります。
人工芝コートで勝利を掴み、かつ怪我を防ぐためには、その特殊なサーフェスに特化した「オムニ・クレーコート用シューズ」が欠かせません。今回は、数々のシューズを履き潰してきた筆者の視点から、2026年最新の選び方とおすすめモデルを本音でレビューします。
なぜ「人工芝専用」が必要なのか?
砂入り人工芝コートは、毛足の長い芝の間に細かい砂が散布されています。この「砂」が厄介で、専用のソール(靴底)でないと、ブレーキをかけたい時にスケートのように滑ってしまうのです。
専用シューズの裏面を見ると、細かな突起(スタッド)がびっしりと並んでいます。これが砂を噛むことで、急なダッシュやストップを可能にします。逆に、溝の浅いシューズで無理にプレーを続けると、足首の捻挫や膝への過度な負担に繋がります。「たかが靴」と思わず、自分の体を守る先行投資だと考えてみてください。
失敗しないための選び方:3つのチェックポイント
1. ソールのグリップ力と「抜け」のバランス
グリップが強すぎると足首をロックしてしまい、逆に弱すぎると滑ります。初心者の方は、まずは王道メーカーの アシックス テニスシューズ のような、多方向にグリップが効くパターンを選ぶのが正解です。
2. 足幅(ウィズ)のフィッティング
テニスは横の動きが激しいため、靴の中で足が遊ぶのは致命的です。日本人に多い幅広甲高の方なら、ヨネックス パワークッション シリーズのワイドモデル(4E)が驚くほどフィットします。自分の足が「細め」か「広め」かを知るだけで、靴擦れの悩みは解消します。
3. クッション性の持続力
ハードな練習を週に数回行うなら、クッションの質は譲れません。ミッドソールに独自の衝撃吸収材が入っている ミズノ ウェーブエクシード は、長時間履いても足裏が痛くなりにくく、翌日の疲れが違います。
【2026年最新】レベル別おすすめモデル
圧倒的な安定感:GEL-RESOLUTION 9
「絶対に滑りたくない、軸をぶらしたくない」というストローカーにはこれ一択です。サイドのサポートが非常に強固で、左右に振られた時の安心感が別次元です。
軽快なフットワーク:パワークッション ソニケージ 3
「重い靴は疲れる」と感じるジュニアや女性、部活動生に最適です。軽いだけでなく、蹴り出しの反発力が強いため、一歩目の速さが変わります。
初めての一足に:ブレイクショット 4
「まずは手頃な価格で揃えたい」という入門者の方には、ミズノのこのモデルがおすすめです。基本性能がしっかりしており、人工芝でのグリップも十分合格点です。
メンテナンスで寿命を延ばすコツ
お気に入りの一足を見つけたら、長く使いたいもの。プレー後は必ずブラシでソールの溝に詰まった砂を掻き出しましょう。砂が詰まったままだと、自慢のグリップ力が発揮されません。また、シューズ乾燥機 を使うことで、汗による劣化や臭いを防ぎ、コンディションをベストに保てます。
まとめ:足元が変われば、テニスがもっと楽しくなる
テニスシューズを変えることは、単なる道具の更新ではなく「フットワークへの自信」を手に入れることです。滑る恐怖心がなくなれば、より深く、より速いボールへ果敢に踏み込んでいけます。
あなたのプレースタイルや足の形にぴったりの一足を選んで、次の週末のコートを縦横無尽に駆け回ってください。


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