テニスコートに到着して、いざプレー開始。そんな時に意外とストレスを感じるのが「靴紐を結ぶ時間」ではないでしょうか。特にジュニア世代のお子さんを持つ親御さんや、腰への負担を減らしたいシニアプレーヤーにとって、ベルクロ(マジックテープ)式のテニスシューズは一度使うと手放せない「時短&快適アイテム」です。
私自身、長年シューレースタイプを愛用してきましたが、アップの時間が限られている市民大会や、子供にテニスを教えている合間のバタバタした状況では、ベルクロの圧倒的な利便性に何度も助けられてきました。
今回は、ベルクロ式テニスシューズの隠れたメリットから、後悔しない選び方、そして今選ぶべきおすすめモデルを実体験を交えて深く掘り下げます。
なぜ今、あえて「ベルクロ」なのか?その3つの真実
「競技用なら紐靴の方がしっかり締まるのでは?」という疑問を持つ方も多いでしょう。しかし、現代のベルクロモデルは進化しており、トッププレーヤーが求めるホールド感と、レジャープレーヤーが求める手軽さを高い次元で両立させています。
1. 「紐が解ける」という最大のリスクを排除
プレー中に紐が解けてしまい、踏んで転倒しそうになった経験はありませんか?ベルクロ式なら、そのリスクはゼロです。特に動きの激しいジュニアや、足元が不安な方にとって、この「精神的な安心感」はプレーへの集中力を大きく変えてくれます。
2. 瞬時に「部位別」のフィット感調整が可能
多くのベルクロモデルは2本から3本のベルトを採用しています。例えば「足首周りはしっかり固定したいけれど、つま先側は少しゆとりを持たせて痺れを防ぎたい」といった微調整が、バリバリっと剥がして貼り直すだけで完結します。
3. 着脱のストレスからの解放
試合の合間に少し足を休めたい時、ベンチでサッと緩めてリラックスできる。そしてコールがかかれば数秒で戦闘モードに戻れる。このスピード感は、一度味わうと紐靴には戻れない魅力があります。
失敗しないベルクロテニスシューズの選び方
自分の「足幅」と「ベルトの本数」をチェック
ベルクロタイプは紐靴に比べて調整の幅がやや限定的です。そのため、ベースとなるシューズのワイズ(足幅)選びが重要です。幅広の方ならヨネックス パワークッションのような、ゆったり設計のブランドを選ぶのが正解です。
また、激しく左右に動くプレーヤーは、3本ベルトタイプを選んでください。2本ベルトよりも横方向へのブレを強力に抑制してくれます。
コートに合わせたアウトソール選び
これは紐靴と同じですが、自分が主にプレーするサーフェスを確認しましょう。
- オムニ・クレー用: 砂の上でも滑らないグリップ力が必要。
- オールコート用: どこのコートでも使える万能型。
【体験から厳選】今おすすめしたいベルクロモデル
実際に多くのプレーヤーが「履き心地が良い」と口を揃えるモデルをいくつかピックアップしました。
ジュニア向けとしては、耐久性とクッション性のバランスが抜群なアシックス アップコートが定番中の定番です。成長期の足に優しく、自分で脱ぎ履きする習慣も身につきます。
大人の方が履くなら、機能性とデザインを両立したミズノ ウエーブエクシードのベルクロモデルが注目株です。軽量でありながら、踏み込み時の安定感が非常に高く、シングルスで走り回る方でも満足できるスペックを持っています。
また、足の幅が広くてなかなか合う靴がないとお悩みの方にはニューバランス テニスシューズ 4Eを検討してみてください。ベルクロによる包み込むようなフィット感が、幅広特有の「靴の中での遊び」を抑えてくれます。
ベルクロを長持ちさせるためのワンポイントアドバイス
ベルクロ式の唯一の弱点は、マジックテープ部分に付着する「ゴミや砂」です。特にオムニコートでプレーすると、細かい砂がフック部分に入り込み、粘着力が落ちることがあります。
長く愛用するためには、週に一度、使い古した歯ブラシなどでテープ部分を軽くブラッシングしてあげてください。これだけで「バリバリ感」が劇的に復活し、長く快適にプレーを続けることができます。
まとめ:あなたのテニスライフをより軽やかに
テニスシューズ選びの基準は「プロと同じモデル」だけではありません。今の自分のスタイル、そして「コートに立つまでのワクワク感」を最大化してくれる一足を選ぶべきです。
もしあなたが「靴紐を結ぶのが億劫で、練習に行くのが少しだけ面倒だな」と感じているなら、ぜひ一度ベルクロ式を試してみてください。その足元の軽快さが、あなたのフットワーク、ひいてはテニスそのものを変えてくれるはずです。


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