「まだグリップは効くし、穴も空いていないから大丈夫」――そう自分に言い聞かせながら、ボロボロになった相棒を履き続けていませんか?
テニスにおいて、足元は唯一地面と接する生命線です。ボロボロになったシューズは、単に見栄えが悪いだけでなく、あなたのパフォーマンスを著しく下げ、最悪の場合は選手生命に関わる怪我を招くこともあります。今回は、数多くのシューズを履き潰してきた経験から、リアルな寿命の判断基準と、少しでも長く愛用するための秘訣を共有します。
その「ボロボロ」、実は身体からの悲鳴かもしれません
以前、私が「まだいける」と過信してソールがツルツルのシューズでハードコートに立った時のことです。急な切り返しの瞬間に足が流れ、足首をひどく捻挫してしまいました。
テニスシューズの「ボロボロ」には、目に見える部分と見えない部分があります。
まず、アウトソールの溝をチェックしてください。特に親指の付け根あたりが平らになっていたり、ミッドソールの白い層が見えていたら、それはもう「限界」を超えています。
また、意外と見落としがちなのがアッパーの剛性です。アシックス テニスシューズのようなホールド感に優れたモデルでも、長期間の使用で素材が伸び、靴の中で足が遊ぶようになります。この「遊び」が、マメの原因や捻挫のリスクを跳ね上げるのです。
買い替えを決意すべき「3つのチェックポイント」
- クッション性の消失: プレー後に膝や腰がいつもより重いと感じたら、ミッドソールが寿命です。見た目が綺麗でも、中の気泡が潰れていると、衝撃を吸収できずダイレクトに体に響きます。
- サイドの破れ: 激しいフットワークに耐えきれず、小指側のメッシュに穴が空き始めたら危険信号。横方向への踏ん張りが効かなくなります。
- インソールのへたり: 中敷きを外してみてください。自分の足の形に深く沈み込み、薄くなっているなら、足底への負担が倍増しています。
お気に入りの一足を1日でも長く持たせるために
テニスシューズは消耗品ですが、決して安い買い物ではありませんよね。私自身が実践して、確実に寿命が延びたと実感している方法を紹介します。
まず、**「脱ぎ履きの手間を惜しまないこと」**です。靴紐を結んだまま無理やり脱ぎ履きすると、かかと(ヒールカウンター)が潰れ、シューズの命であるホールド力が一瞬で死んでしまいます。
次に、「2足をローテーションさせること」。ヨネックス パワークッションのような高機能シューズも、一度プレーすると素材が圧縮されます。これを元の形状に回復させるには、最低でも24時間の休息が必要です。2足を回すことで、1足あたりの寿命は単純に2倍ではなく、それ以上に伸びる感覚があります。
さらに、雨天時やオムニコートでのプレー後は、必ずシューズドライヤーや新聞紙を使って湿気を取り除きましょう。湿気は素材を劣化させる最大の敵です。
最後に:新しいシューズが教えてくれること
ボロボロのシューズから新しい一足に履き替えた瞬間、地面を掴む感覚や、次の一歩への出しやすさに驚くはずです。それはまるで、自分のフットワークが一段階レベルアップしたような感覚。
もし今、あなたのシューズが悲鳴を上げているのなら、それは新しい自分に出会うための絶好のタイミングかもしれません。怪我で大好きなテニスができなくなる前に、足元を見つめ直してみませんか。
次はこの記事に合わせるための、具体的なおすすめシューズの比較表を作成しましょうか?


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