テニスの試合で最も緊張が走る瞬間、それが「タイブレーク」です。ゲームカウント6-6で突入するこの延長戦は、たった数分の出来事でありながら、試合全体の勝敗を決定づけます。
しかし、初心者や市民大会に出始めたばかりの方にとって、タイブレークは「ルールの迷宮」でもあります。「次はどっちから打つの?」「いつコートを替えるんだっけ?」と頭が混乱し、プレーに集中できず自滅してしまうケースが後を絶ちません。
今回は、私自身が数多くの草トーナメントで経験してきた「失敗」と「成功」の記録を交えながら、タイブレークの基本ルールと、極限状態で自分を見失わないための攻略法を徹底解説します。
そもそもタイブレークとは?
テニスのセットにおいて、ゲームカウントが6-6になった際、そのセットの勝者を決めるために行われる特別なゲームです。通常のゲームは「15-30-40」と数えますが、タイブレークは「1, 2, 3…」と1ポイントずつカウントし、先に7ポイント(かつ2ポイント差以上)取ったほうがそのセットを獲得します。
このとき、試合の記録を正確に残すならテニス スコアボードなどがあると便利ですが、セルフジャッジの試合では自分の記憶力と「声出し」がすべてになります。
【実践】タイブレークの進め方とサーブ順
ここが最もミスが起きやすいポイントです。私の経験上、混乱を防ぐコツは「1・2・2」のリズムを暗唱することです。
- 最初のサーブ(1ポイント目)直前のゲームでレシーブだった選手(またはペア)から始まります。デュースサイド(右側)から1本だけサーブを打ちます。
- 2回目以降のサーブ(2ポイント目〜)ここからは相手に交代し、相手が2本連続でサーブを打ちます。打つ順番は「アドバンテージサイド(左)→デュースサイド(右)」の順です。以降、決着がつくまで交互に2本ずつサーブを打ち合います。
体験談:なぜか「右側」から打ち始めてしまう罠
試合の緊張感の中では、無意識に「サーブの始まりは常に右から」という刷り込みが働きます。そのため、2本交代になった途端、左から打つべきところを右から構えてしまう人を何度も見てきました(私もやりました)。
**「2本交代のときは左から!」**と心の中で念じることが、スマートに試合を進める秘訣です。
コート交代(チェンジエンド)のタイミング
タイブレーク中のコート交代は、両者のポイントの合計が「6の倍数」になったときに行います(6, 12, 18ポイント終了時)。
ここで注意したいのが、通常のチェンジコートと違い「休憩がない」という点です。水分補給のためにベンチへ戻る時間はなく、サッとエンドを入れ替えてすぐにプレーを再開しなければなりません。
私が学んだ教訓:水分補給はタイブレーク前に!
以前、真夏の試合で合計6-6(タイブレークの折り返し)になった際、あまりの暑さにベンチへ戻ろうとして審判に注意されたことがあります。リズムが崩れ、そこから連続失点してしまいました。
タイブレークに突入する直前、テニス 水筒 1Lでしっかりと水分を摂り、集中力を切らさない準備をしておくことが不可欠です。
メンタル面での攻略法:体験から導き出した「勝ち方」
タイブレークは技術の差よりも「メンタルの安定度」が勝敗を分けます。
- 1ポイントごとにリセットするタイブレークの1点は、通常のゲームの15ポイントとは重みが違います。ミスを引きずるとあっという間に3-0、4-0と離されます。私はミスをした後、テニス ラケットのガットを整える動作をルーティンにして、強制的に意識を「今」に戻すようにしています。
- 「守り」は最大の悪手負けたくない一心でボールを当てるだけになると、相手に攻撃のチャンスを与えるだけです。むしろ「先に攻撃を仕掛ける」という攻めの姿勢を持っているときの方が、不思議と凡ミスは減るものです。
- カウントを大きな声でコールするセルフジャッジの場合、お互いにカウントが分からなくなるのが一番のトラブルの元です。特にタイブレークは1ポイントごとに状況が変わるため、ポイントを取った側も取られた側も、はっきりとスコアを口に出しましょう。
まとめ
タイブレークは、テニスの醍醐味が凝縮されたエキサイティングな時間です。ルールを完璧に把握し、コート上での振る舞いに余裕を持つことができれば、それだけで対戦相手に対して心理的優位に立つことができます。
次に6-6になったときは、「よし、ここからが一番楽しい時間だ」と自分に言い聞かせてみてください。その余裕が、あなたを勝利へと導くはずです。
もし試合中に足が攣りやすい、あるいはスタミナ切れが心配な方は、日頃からテニス シューズのクッション性を見直したり、サプリメントを取り入れたりするなどの対策も忘れないようにしましょう。


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