週末の草トーナメントや市民大会、あるいは名門クラブでの練習。そんなシーンで「何を着ていくか」は、プレーの質と同じくらい重要ですよね。特にメンズのテニスウェアにおいて、**「襟付き」**は単なるファッションではなく、テニスというスポーツが持つ伝統と敬意の象徴でもあります。
私自身、初めて公式戦に出場した際、手持ちのTシャツで行こうとして先輩に「それはマナー違反だよ」と嗜められた苦い経験があります。それ以来、機能性とルールを両立した「勝負服」としての襟付きウェアを探求してきました。
今回は、失敗しない襟付きテニスウェアの選び方と、実戦で頼りになるおすすめブランドを実体験を交えてご紹介します。
なぜメンズテニスでは「襟付き」が選ばれるのか?
テニスウェアのメンズスタイルにおいて、襟付きシャツ(ポロシャツ)が定番なのは、主に「公式ルールへの対応」と「エチケット」の2つの理由があります。
1. 試合の服装規定(JTAルール)をクリアするため
多くの公式大会では、日本テニス協会(JTA)の服装規定が適用されます。規定では「テニス専用のシャツおよびショーツを着用すること」とされており、男性の場合は原則として襟付きシャツが推奨されています。
最近では「襟なしのゲームシャツ」も認められるケースが増えていますが、伝統ある大会や一部のクラブでは、依然として「襟付き」が必須条件となることも少なくありません。迷ったときは襟付きを選んでおけば、まず間違いありません。
2. 清潔感と「大人の余裕」を演出できる
30代、40代と年齢を重ねるにつれ、練習着のようなTシャツスタイルは少し幼く見えてしまうことがあります。襟があるだけで顔回りが引き締まり、清潔感が格段にアップします。相手に対するリスペクトも伝わりやすく、メンタル面でも「よし、今日は試合だ」とスイッチが入る感覚があります。
失敗しない!メンズ襟付きウェア選びの3つのポイント
これまで数多くのウェアを試してきた中で、私が重視しているポイントは以下の3つです。
① 素材の「速乾性」と「軽さ」
綿100%のポロシャツは肌触りが良いですが、テニスには向きません。汗を吸うと重くなり、肌に張り付いてフォアハンドの振り抜きを邪魔するからです。必ずポリエステル100%の、メッシュ構造や吸汗速乾加工が施された「スポーツ専用モデル」を選びましょう。
② 襟の形状とボタンの仕様
最近のトレンドは、第一ボタンを開けても襟がへたらない「ボタンダウン」タイプや、首元がすっきり見える「ジップアップ」タイプです。特にサーブを打つ際、襟がバタつかないしっかりした作りのものを選ぶと、プレーに集中できます。
③ ブランドのロゴ規定(ロゴの大きさ)
意外と落とし穴なのが、ロゴのサイズです。JTA規定では、シャツの前面や襟につけるメーカーロゴは「26平方センチメートル以内(または13平方センチメートル以内×2)」といった細かいルールがあります。競技志向の方は、あらかじめ「JTA服装規定適応」と明記されているモデルを選ぶのが安心です。
実戦で愛用者が多い!おすすめブランド3選
実際に私が着用し、周囲のプレーヤーからも評価が高いブランドを紹介します。
王道の信頼感:YONEX
テニス界の巨人、YONEX(ヨネックス)のゲームシャツは、とにかく「キシリトール」を活用したベリークール素材が優秀です。襟付きモデルも豊富で、非常に軽量。激しいフットワークでもウェアの重さを感じさせません。
圧倒的な清潔感:LACOSTE
「テニスウェアといえばポロシャツ、ポロシャツといえばLACOSTE(ラコステ)」というほど象徴的なブランド。ジョコビッチ選手が着用しているモデルなどは、スリムなシルエットでコート上での立ち姿が非常に美しく映えます。練習からそのままクラブハウスのラウンジへ行ける汎用性の高さも魅力です。
コスパと機能のバランス:ASICS
最近特に勢いを感じるのがASICS(アシックス)です。日本人の体型に合わせた立体裁断が素晴らしく、肩周りの可動域が非常に広いです。シンプルなデザインが多く、どんな色のハーフパンツとも合わせやすいのが嬉しいポイントです。
まとめ:一着の襟付きウェアが自信をくれる
「襟付きのウェアを着ると、プレーが丁寧になる」。これは私の持論ですが、あながち間違いではないと思っています。ピシッとした服装は、自分のプレーに対する意識を高めてくれます。
まずは1枚、自分のお気に入りのブランドで「これぞ」という襟付きシャツを見つけてみてください。それが、次の試合での自信に繋がるはずです。
次は、このウェアに合わせる「試合用ハーフパンツ」の選び方についても詳しく解説しましょうか?


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