お気に入りのブランドをチェックしても「あと少し丈が長ければ」「もっと顔映りのいい色があれば」と感じることはありませんか?私はテニス歴が長くなるにつれ、既製品のウェアに自分の体を合わせることに限界を感じ、ついにミシンを握る決意をしました。
最初は「スポーツウェアを自作するなんて無謀かも」と思いましたが、コツさえ掴めば、世界に一着だけの高機能なウェアは意外とスムーズに作れます。今回は、実際に私が何度も失敗して辿り着いた、快適にプレーするためのテニスウェア制作の秘訣を余すことなくお伝えします。
激しい動きを支える!失敗しない「機能性生地」の選び方
テニスは想像以上に汗をかき、激しく動き回るスポーツです。まず、綿100%の生地は避けましょう。汗を吸って重くなり、プレーどころではなくなってしまいます。
私が愛用しているのは、ポリエステル100%の吸汗速乾素材です。ネットショップで「クールマックス」や「ルナセル」といった機能性素材を探すと、プロ仕様に近い質感のものが手に入ります。特に伸縮性の高い「2WAYストレッチ」素材を選ぶと、サーブの時の肩の引っかかりが驚くほど軽減されます。
また、家庭用ミシンで縫うならレジロン ニット用ミシン糸とニット用ミシン針は必須アイテム。これらを使わずに普通の糸で縫うと、動いた瞬間にブチッと糸が切れてしまう悲劇が起こります。
理想のシルエットを作る「型紙」のポイント
型紙を一から作るのは大変ですが、市販のスポーツTシャツやスコートの型紙をベースにアレンジするのが近道です。私はいつも、手持ちの「一番着心地が良いウェア」をメジャーで測り、型紙の着丈や身幅を微調整しています。
特にこだわってほしいのが、スコートやショートパンツの「ポケット」です。市販品だとボールが1個しか入らなかったり、走ると落ちてしまったりすることがありますが、手作りなら自分の好きな深さで、しかもボールが2個しっかり収まるポケットを左右に付けることができます。
試合に出るなら「ロゴ」と「色」に注意!
もしあなたが草トーナメントや公式戦への出場を考えているなら、JTA(日本テニス協会)のルールを頭の隅に置いておきましょう。自作ウェアに可愛いワッペンを付けたくなる気持ちはわかりますが、ロゴの大きさには規定があります。
基本的には、製造ロゴ(自作の場合は飾り)は一種につき13平方センチメートル以内。これを超えると試合で着用できない可能性があるため、あまりに大きな装飾は避けて、あくまで「シンプルかつ洗練されたデザイン」を目指すのが大人の楽しみ方です。
手作りウェアがもたらす最高のテニス体験
初めて自分で縫ったウェアを着てコートに立った時、仲間から「そのウェア、どこの?」と聞かれた時の高揚感は今でも忘れられません。既製品にはないフィット感、そして自分が選んだ色に包まれてプレーするのは、技術向上と同じくらいテニスの楽しさを引き上げてくれます。
最初は裁法上手(布用ボンド)などを併用して、簡単なスコートから始めてみるのも良いでしょう。一歩踏み出せば、あなたのテニスライフはもっと自由で、カラフルなものになるはずです。
次は、初心者でも1日で完成する「ストレッチ素材のテニススコート」の具体的な縫い手順を解説しましょうか?


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