テニスの試合中、セカンドサーブを打とうとして「あ、ボールがない!」と慌てた経験はありませんか?あるいは、ポケットがないウェアを選んでしまい、無理やりスコートの裾やアンダーウェアにボールをねじ込んで、走るたびにポロポロ落として恥ずかしい思いをしたことはないでしょうか。
テニスにおいて、ボールをスマートに携帯できるかどうかは、単なる利便性の問題ではありません。リズムを崩さずプレーに集中するための、極めて重要な「戦略」のひとつです。今回は、自身の失敗談も交えながら、ストレスフリーなテニスライフを実現するウェア選びについて深掘りします。
意外と盲点!なぜ「専用ポケット」がプレーを左右するのか
初心者の方が最初に買いがちなのが、フィットネス用の汎用レギンスや、デザイン重視の安価なスコートです。しかし、これらには「ボールを入れる」という概念がないものが多く、いざコートに立つと途方に暮れることになります。
専用のボールポケットには、以下のような絶対的なメリットがあります。
- プレーのリズムを維持できる: ポイント間にボールを取りに行く無駄な時間を削り、自分のペースでサーブに移れます。
- 安全性の確保: 走り回っている最中に足元にボールが転がると、捻挫や転倒の危険があります。しっかりホールドされるポケットは安全への投資です。
- 集中力の持続: 「ボールが落ちそう」という不安を抱えたままでは、100%のパフォーマンスは出せません。
タイプ別・後悔しないボールポケット付きウェアの選び方
1. レディース:トレンドは「サイドポケット付きレギンス」
最近の主流は、スコートの下に履くレギンス自体にポケットがついているタイプです。私が愛用しているヨネックス テニスウェア レギンスは、太ももの外側にタイトなポケットがあり、激しく動いてもボールが全く暴れません。
また、フィラ スコートのような一体型モデルなら、インナースパッツにボールを挟み込む設計になっており、見た目を損なわずスマートに収納できます。
2. メンズ:深さと「口」のホールド力をチェック
メンズのハーフパンツ選びで注意したいのは、ポケットの深さです。浅いものだと、スライディングやジャンプの衝撃でボールが飛び出してしまうことがあります。アディダス テニスパンツやナイキ ショートパンツ テニスは、口の部分に軽いシャーリング(ゴム)が効いているものが多く、出し入れのしやすさと保持力のバランスが絶妙です。
「ポケットがない!」そんな時の救世主アイテム
お気に入りのデザインに限ってポケットがない……。そんな時は、後付けのアクセサリーを検討しましょう。
- ボールホルダー: ウエストラインにクリップで留めるタイプです。プリンス ボールホルダーは、金属製やプラスチック製など種類も豊富で、1球だけ予備を持ちたい時に非常に重宝します。
- ウエストポーチ型: 練習などで大量にボールを持ちたい場合は、薄型のランニングポーチを代用するのも手です。ただし、試合ではルールやマナーを確認しましょう。
失敗から学んだ「購入前のチェックリスト」
これまで何十着とウェアを試してきましたが、最終的に以下の3点を満たすものが「一軍」として残ります。
- 片手で出し入れできるか: ラケットを持ったまま、ノールックでスムーズに収納できるのが理想です。
- 2球入れても重さを感じないか: 生地のストレッチ性が弱いと、ボールの重みでウェアがずり落ちてきます。
- 洗濯しても伸びないか: 安価なウェアだと、数回の洗濯でポケットの口がガバガバになり、ボールがすぐ落ちるようになります。
まとめ:機能的なウェアはあなたの武器になる
テニスウェアにおけるボールポケットは、単なる収納スペースではありません。それは、あなたが最高のショットを打つための「心の余裕」を生み出すための道具です。
次にウェアを新調する際は、ぜひ鏡の前で「ボールを入れる動作」をシミュレーションしてみてください。自分にぴったりの一着が見つかれば、コート上での立ち振る舞いまで、もっと自信に満ちたものになるはずです。


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