テニスの試合に初めて出たあの日、私はコートの真ん中で頭が真っ白になりました。相手は鋭いサーブを打ち込んでくる。必死に返球する。ラリーが続く。ポイントが決まった瞬間、審判のいない草トーナメントでは自分がスコアをコールしなければなりません。「えーっと、今の私、何点だっけ……?」
テニスの点数の数え方は、初心者にとって最大の難所です。なぜ1、2、3ではなく15、30、40なのか?なぜ0は「ラブ」なのか?この記事では、私が実際に何度も失敗し、恥をかきながら身につけた「絶対に忘れないスコアの数え方」と、試合でパニックにならないための実践的な知恵を共有します。
なぜ「15・30・40」?時計の文字盤をイメージして
テニスのスコアは、もともと「時計の針」を模していたと言われています。15分、30分、45分……。でも、なぜか最後だけ40です。これ、実は「45(フォーティーファイブ)」と言うのが長くて面倒だったから、いつの間にか「40(フォーティー)」になったという説が有力なんです。
そんな適当でいいの!?と驚きますが、このエピソードを知ってから、私はコートで迷わなくなりました。「時計の針が進むように点数が入る」とイメージするだけで、パッと数字が出てくるようになります。
試合で絶対に守るべき「スコア・コールの鉄則」
練習試合や草トーナメントに出るなら、これだけは覚えておいてください。
「スコアはサーバー(打つ人)が、サーブを打つ前に大きな声で言う」
私は初心者の頃、これを知らずに無言でサーブを打ってしまい、相手から「今、何対何ですか?」と冷ややかに聞かれた苦い経験があります。スコア・コールには、単なる点数確認以上の意味があります。それは「今から始めますよ」という合図であり、お互いの認識を一致させるための儀式です。
もし試合中に自分のポイントがわからなくなったら、テニス スコアカウンターのような指に装着できる便利アイテムを使うのも手です。私はこれに何度も救われました。
デュースの泥沼から抜け出す方法
40-40(フォーティーオール)になると「デュース」に突入します。ここからが本当の勝負です。2ポイント差がつくまで終わらないこのシステムは、体力だけでなく精神力も削られます。
私が市民大会で経験した一番長いデュースは、15分間も続きました。お互いに「アドバンテージ・サーバー(自分リード)」「デュース(並ぶ)」「アドバンテージ・レシーバー(相手リード)」を延々と繰り返し、最後は足が震えるほど。この「アドバンテージ」という響き、勝っている時は頼もしいですが、追い込まれている時は本当にプレッシャーになります。
忘れてはいけない「チェンジコート」のタイミング
点数の数え方と同じくらい重要なのが、コートを入れ替わるタイミングです。
基本は**「ゲーム数の合計が奇数(1, 3, 5…)」**になった時。
「さっき交代したばかりなのに、また?」と感じることもありますが、これは太陽の向きや風の影響を平等にするためのフェアプレー精神からきています。私は夏場の試合でスポーツタオルをベンチに置き忘れ、チェンジコートのたびに走って取りに戻るという失態を演じたことがあります。皆さんは必ずラケットと一緒に持ち歩いてくださいね。
最後に:間違えても大丈夫!
テニスは紳士のスポーツと言われますが、アマチュアの試合で一番大切なのはコミュニケーションです。もし数え方がわからなくなったら、正直に「すみません、今何点でしたっけ?」と相手に聞きましょう。
テニス雑誌などで最新のルールやプロの試合運びをチェックするのも勉強になりますが、一番の近道は実際にコートに立って声を出すこと。最初は恥ずかしいかもしれませんが、「フィフティーン・ラブ!」と大きな声で叫んだ瞬間、あなたは立派なテニスプレイヤーの仲間入りです。


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