テニスコートに立ったとき、ふと周囲を見渡すと、機能性ばかりを重視した無機質なウェアに囲まれている自分に気づくことはありませんか?「スポーツウェアなのだから動きやすければそれでいい」という考えも一理ありますが、テニスは本来、優雅で伝統を重んじるスポーツです。そんな私が、数あるブランドの中でも唯一無二の気品を感じ、10年以上愛用し続けているのがFred Perry(フレッドペリー)です。
今回は、一プレーヤーとしての視点から、なぜフレッドペリーがこれほどまでにテニス愛好家の心を掴んで離さないのか、そして後悔しないウェア選びのコツを本音で語ります。
なぜ、私はフレッドペリーをコートで着るのか
私が初めてフレッドペリー ポロシャツを試合で着用したとき、まず感じたのは「背筋が伸びる感覚」でした。伝説のテニスプレーヤー、フレデリック・ジョン・ペリーが創設したこのブランドには、単なる衣類を超えた「勝利の歴史」が刻まれています。
左胸に輝く月桂樹(ローレルリース)の刺繍は、ウィンブルドンの覇者の証。このロゴを身に纏うだけで、週末の草トーナメントであっても、どこか神聖な芝のコートに立っているような高揚感を与えてくれます。また、派手なネオンカラーが主流の現代テニス界において、フレッドペリーのクリーンでクラシックなデザインは、大人の余裕を演出するのに最適なのです。
【目的別】失敗しないウェアの選び方
「フレッドペリー」と一口に言っても、実は本格的なプレー向けと、タウンユース向けの2つの顔があります。ここを間違えると、「おしゃれだけど汗が乾かない!」といった悲劇を招くことになります。
1. 激しいプレーなら「パフォーマンスライン」
現代のテニスは非常にハードです。そんなシーンでは、吸汗速乾性に特化したフレッドペリー パフォーマンス ポロシャツを選んでください。鹿の子編みの風合いを活かしつつ、ポリエステルを混合した素材は、夏場の激しいラリーでもウェアが肌に張り付く不快感を最小限に抑えてくれます。私自身、真夏のシングルスでは必ずこのラインを選びますが、洗濯後の乾きも驚くほど速く、遠征時にも重宝しています。
2. 伝統を纏うなら「M12」または「M3」
「やはりフレッドペリーといえばこれ」と言われるのが、M12(フレッドペリーシャツ)です。襟のティップライン(2本線)は、1950年代から続くデザインの象徴。コットン100%の厚みのある生地は、着込むほどに体に馴染み、独特の「味」が出てきます。プレー用としては少し重めですが、クラブハウスでの社交や、練習後のランチまでこれ一着で完結する汎用性は、他のブランドには真似できません。
迷いがちな「英国サイズ」の攻略法
ネットで購入する際に最大の壁となるのがサイズ感です。基本的にフレッドペリーは英国サイズ基準のため、日本の一般的なスポーツブランド(ヨネックスやミズノなど)の感覚で選ぶと、「思っていたより大きい……」と後悔することになります。
私の経験上、普段「Lサイズ」を着用している方は、フレッドペリーでは「Mサイズ」を選ぶのがジャストフィットへの近道です。テニスウェアとして着用する場合、あまりに丈が長いと激しいフットワークの邪魔になります。肩幅は合わせつつ、着丈がスッキリ収まるサイズを選ぶのが、コート上でスマートに見せるコツです。
テニスを通して豊かな人生を
フレッドペリー テニスウェアを選ぶということは、単に服を買うことではありません。それは、テニスというスポーツが持つ文化や歴史をリスペクトし、自分自身のプレーにプライドを持つということです。
確かに価格は安くはないかもしれません。しかし、フレッドペリー リストバンド一つをとっても、その質感やデザインのこだわりは、あなたのモチベーションを確実に引き上げてくれます。お気に入りのウェアでコートに立つ。その喜びこそが、上達への一番の近道だと私は信じています。
次は、あなたのバッグにフレッドペリー トラックジャケットを忍ばせて、肌寒い朝のウォーミングアップから一日を始めてみませんか?


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