「最近、若い頃に着ていたウェアがどうも似合わなくなった……」
そう感じて鏡の前でため息をつくことはありませんか?60代を迎えた私たちがテニスコートに立つとき、求められるのは最新のド派手なトレンドではありません。大切なのは、長年このスポーツを愛してきたからこそ醸し出せる「品格」と、今の自分を美しく見せる「清潔感」です。
定年後、週に3回はコートへ通う私の実体験を交えながら、60代男性が最高に輝くためのテニスウェア選びについてお話しします。
60代が意識すべき「清潔感」と「サイズ感」の黄金比
20代や30代のプロ選手が着ているような、体にピタッと張り付くコンプレッション系のトップスをそのまま着てしまうと、どうしてもお腹周りや肩のラインが強調されすぎてしまいます。かといって、体型を隠そうとオーバーサイズを選べば、だらしなく見えてしまうのがこの年代の難しいところです。
ポイントは、肩のラインはきっちり合わせつつ、身幅に少しだけゆとりを持たせた「ジャストサイズ」を選ぶこと。素材も、薄手でテロテロしたものより、少しハリのある鹿の子素材などを選ぶと、それだけで「きちんとした大人」の印象を与えられます。
信頼を勝ち取る!60代におすすめの大人ブランド
長年テニスを続けていると、ウェア一つでその人のプレイスタイルや落ち着きまで判断されることがあります。私が実際に着用してみて、周囲の仲間からも評判が良かったブランドをいくつかご紹介します。
まず、絶対に外せないのがLACOSTE(ラコステ)です。テニスウェアの原点とも言えるポロシャツの風格は、60代の肌色や落ち着いた雰囲気に驚くほど馴染みます。白やネイビーを選べば、どんなテニスクラブでも恥ずかしくない品位を保てます。
少し遊び心を加えたいなら、FILA(フィラ)がおすすめです。イタリアブランドらしい洗練された配色で、レトロなトリコロールカラーは、私たち世代が着ることで「クラシックを知る男」という渋さを演出してくれます。
機能性を最優先するなら、やはりYONEX(ヨネックス)やASICS(アシックス)が頼りになります。特に最新の吸汗速乾技術は、夏場の激しいラリーでも体を冷やさず、常にドライな状態を保ってくれるので、体力維持の面でも非常に助かっています。
怪我を防ぎ、体型を整える「影の主役」
ウェア以上に投資すべきなのが、実はアンダーウェアです。60代になると、どうしても膝や腰への負担が気になります。私はCW-X(シーダブリューエックス)のスポーツタイツを導入してから、翌日の疲れが劇的に軽減されました。
タイツを履くと足が引き締まって見えるため、短パンとの相性も抜群です。生足を見せるのに抵抗が出てきた世代にとって、スタイリッシュに体型をカバーしつつ怪我も防げる、まさに一石二鳥のアイテムと言えるでしょう。
季節とマナーを愉しむコーディネート
冬場や肌寒い早朝の練習では、ellesse(エレッセ)やAdmiral(アドミラル)のトラックジャケットを羽織るのが私の定番です。
ポイントは「色を使いすぎないこと」。全身で使う色は3色以内に抑えると、洗練された印象になります。例えば、ネイビーのパンツに白いシャツ、そして差し色に明るいブルーのリストバンドを合わせる。そんな控えめなこだわりが、60代のテニスライフをより豊かに、そしてかっこよく彩ってくれます。
「あんな風に素敵に歳を重ねたいな」と若手に思わせる。そんな装いで、明日もコートへ出かけませんか。


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