憧れのプロ選手が着ているようなデザインや、既製品にはない絶妙なカラーリング。「もっと自分らしいウェアでコートに立ちたい」と思ったことはありませんか?実は、スポーツに適した機能性生地さえ正しく選べば、テニスウェアの自作は決して高いハードルではありません。
私が初めてスコートを自作した際、一番苦労したのは「動いた時の快適さ」と「ボールポケットの強度」の両立でした。市販の可愛い生地で適当に作ってしまうと、汗で張り付いたり、ボールの重みでシルエットが崩れたりして、プレーに集中できないという手痛い失敗も経験しました。
この記事では、実体験から得た「本当に使える」ウェアを作るためのノウハウを凝縮してお伝えします。
1. 命運を分けるのは「生地選び」
テニスウェア作りにおいて、デザイン以上に重要なのが素材です。綿素材は汗を吸うと重くなり、乾きにくいため不向きです。選ぶべきは「ポリエステル100%」の吸汗速乾素材。
特に、縦横にしっかり伸びる2wayストレッチ生地や、肌離れの良いメッシュ構造のものを選びましょう。また、縫製には必ずレジロン ニット用ミシン糸を使用してください。これを使わないと、激しいフットワークの際に糸がブチッと切れてしまう原因になります。
2. 実践!テニスウェアを縫い上げるポイント
魔法の型紙活用術
ゼロから製図するのは大変ですが、お気に入りの古くなったウェアを解体して型を取るのが一番の近道です。特にスコートの場合、インナーパンツ一体型にすると安心感が違います。
ボールポケットのこだわり
テニス特有の装備といえばボールポケット。裏側に薄手のびのびとしたメッシュを使い、入り口を平ゴムで少し絞るように作ると、走ってもボールが飛び出しません。ここを丁寧に仕上げるだけで、一気に既製品のようなクオリティに近づきます。
3. 試合に出るなら知っておきたい「服装規定」
せっかく自作したウェアも、公式戦で「ロゴが大きすぎる」「色が規定外」と注意されては悲しいですよね。JTA(日本テニス協会)のルールでは、メーカーロゴのサイズや数に細かな決まりがあります。
自作の場合、ロゴを入れないのが最も安全ですが、もしアイロン等で自作ロゴを入れる場合は、規定サイズ内に収まっているか必ず確認しましょう。アイロンプリントシートで好きな文字を入れる際も、控えめなサイズにするのが「大人のテニスウェア」の嗜みです。
4. 自分だけのウェアがくれる魔法
ミシンと格闘して出来上がった一着を初めてコートで着る時の高揚感は、何物にも代えがたいものです。「そのウェア、どこで買ったの?」と仲間に聞かれた時の誇らしさは、自作ならではの特権。
まずは、家庭用ミシンでも縫いやすい、シンプルなフレアスコートやTシャツのリメイクから始めてみませんか?お気に入りの一着があれば、練習の質も、テニスへの熱量も間違いなく一段階アップするはずです。


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