テニスコートに立つとき、ウェア選びで妥協していませんか?私は以前、デザインに惹かれて海外のトップブランドを個人輸入したことがありますが、袖が異様に長かったり、欧米人向けのタイトな腰回りがどうにも落ち着かなかったりして、結局試合に集中できなかった苦い経験があります。
そんな失敗を経て辿り着いたのが「日本ブランド」の底力です。日本の気候を知り尽くした吸汗速乾性や、私たちの骨格にフィットする裁断。これらは単なる着心地の良さだけでなく、最後の一歩を支えるパフォーマンスに直結します。今回は、私が実際に愛用し、コート仲間からも評価の高い日本発のテニスウェアブランドを、現場のリアルな視点でご紹介します。
1. 酷暑の救世主!圧倒的な涼しさを誇るヨネックス
日本の夏、あのコート上の熱地獄で最も頼りになるのはヨネックスでしょう。私が初めて「ベリークール」機能を搭載したシャツを着たとき、汗をかいた瞬間に肌がスッと冷える感覚に驚きました。キシリトールを生地に応用するという発想は、まさに日本メーカーならではの細やかさです。
ヨネックスのウェアは、大坂なおみ選手のようなトッププロが着用していることもあり、着るだけで背筋が伸びるような適度な緊張感を与えてくれます。それでいて、肩周りの可動域が広く、サーブで腕を振り抜く瞬間の突っ張り感が皆無なのも大きな魅力です。
2. 動きの科学を体現するアシックス
「テニスは足ニス」と言われるほど激しいフットワークが求められますが、アシックスのウェアはその動きを一切邪魔しません。私が特に信頼しているのは、動体裁断技術を取り入れたアシックスのゲームシャツです。
ベースラインからネット際へダッシュする際や、無理な体勢でのディフェンス時、ウェアが皮膚の一部のように付いてくる感覚があります。特にアシックス テニスシューズとの相性は抜群で、全身を同ブランドで揃えた時の機能的な一体感は、他の追随を許しません。
3. 部活からベテランまで愛される質実剛健なミズノ
ミズノのウェアを手に取ると、まず感じるのが縫製の丁寧さです。週に何度も練習し、激しく洗濯を繰り返しても、型崩れが極めて少ない。この耐久性の高さこそが、多くのプレイヤーに選ばれる理由だと痛感します。
ミズノはデザインこそシンプルで硬派な印象がありますが、それがかえって「テニスに真摯に向き合う人」という印象を与えてくれます。派手さよりも、確かな品質と動きやすさを求めるなら、迷わずミズノを選ぶべきでしょう。
4. 上品さと機能美が融合したエレッセ
日本が世界に誇るゴールドウイン社が展開するエレッセ(日本企画)は、大人のテニススタイルを格上げしてくれます。私がミックスダブルスの試合などで「少しおしゃれも楽しみたい」と思う日は、必ずエレッセの出番です。
テニスウェア特有のテカリを抑えたマットな質感や、日本人の顔立ちを明るく見せるカラーバリエーションは秀逸です。もちろん機能面も抜かりなく、エレッセ テニスウェアのUVカット性能やストレッチ性は、長時間のプレーでも疲れを感じさせません。
5. 革新的なデザインと勝負強さを備えたデサント
近年、テニスコートで見かける機会が増えたデサントは、スキーウェアなどで培った高機能素材をテニスに惜しみなく投入しています。特に独自の「そで下1枚構造」などは、スイングのしやすさを極限まで追求した結果でしょう。
少しエッジの効いたスポーティーなデザインを好む若手プレイヤーから、最新の機能性を試したいベテランまで、デサントは幅広い層に支持されています。他人と被りにくい、けれど信頼できるブランドを探しているなら、最適な選択肢となります。
日本ブランドを選ぶ際の「現場目線」のアドバイス
最後に、日本ブランドを選ぶ際に私が必ずチェックしているポイントをお伝えします。
まず、公式大会に出場する予定がある方は、必ずJTA(日本テニス協会)の公認マークやロゴ規定を確認してください。海外ブランドではロゴが大きすぎて失格、という悲しいケースもありますが、日本ブランドならそのあたりの配慮が行き届いています。
また、意外と見落としがちなのが「ポケットの構造」です。テニス専用設計の日本ブランドは、スペアボールを2球入れても激しい動きでこぼれ落ちないよう計算されています。
自分の体にフィットし、日本の過酷な環境を味方に変えてくれる一着。そんな「運命の日本ブランド」を身にまとって、次の試合では最高のパフォーマンスを発揮してください。


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